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銀河フェニックス物語

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舞台は宇宙。恋あり、笑いあり、アクションありのハードボイルド小説「銀河フェニックス物語」の連載マガジンです。最新話をすぐ読めます。
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銀河フェニックス物語 総目次

イラスト付き縦スク小説『銀河フェニックス物語』の内容が一目でわかる目次を作ってみました。…

銀河フェニックス物語 <恋愛編>  第七話 彼氏とわたしと非日常(11)

 *  週末、チャムールが会社帰りにわたしの家へやって来た。 「突然押しかけてごめんね」 …

銀河フェニックス物語 <恋愛編>  第七話 彼氏とわたしと非日常(10)

**  フェニックス号へとわたしは走った。 「ティリーさん、ただいまぁ」  出張帰りと変わ…

銀河フェニックス物語 <恋愛編>  第七話 彼氏とわたしと非日常(9)

**  朝起きて、ご飯を食べて仕事へ向かう。いつもと変わらない毎日。違うのはレイターと連…

銀河フェニックス物語 <恋愛編>  第七話 彼氏とわたしと非日常(8)

**  レイターは、いつもと変わらない調子で話した。 「ティリーさん、俺、来週、戦闘機に…

銀河フェニックス物語 <恋愛編>  第七話 彼氏とわたしと非日常(7)

* 「絶対に『銀河一の操縦士』になってね。約束よ」 「当たり前さ、約束する」  フローラと…

銀河フェニックス物語 <恋愛編>  第七話 彼氏とわたしと非日常(6)

* * 『あの感覚』への到達は、俺の想像以上に困難だ。 「難しいな」  思わず弱音を吐いた俺に、ティリーさんが無邪気に提案する。 「もう一度、白魔と対戦してみたら『あの感覚』をつかめるんじゃないの?」  同じことは俺も考えた。スチュワートに白魔を薦めてS1に乗せた。アフターケアと称して、何度も練習相手になった。コースでも飛んだし、小惑星帯でも対戦したが『あの感覚』は訪れなかった。  初めて白魔と対戦した時、どうして『あの感覚』に入れたのか、いくら分析しても見えてこねぇ。

銀河フェニックス物語 <恋愛編>  第七話 彼氏とわたしと非日常(5)

 レイターが『あの感覚』にこだわる理由はよくわかる。船と一体化して操ることは『銀河一の操…

銀河フェニックス物語 <恋愛編>  第七話 彼氏とわたしと非日常 (4)

「あいつはあくまでS1の申し子だ」 「じゃあ誰なのよ」 「俺の師匠」  前に聞いたことがあ…

銀河フェニックス物語 <恋愛編>  第七話 彼氏とわたしと非日常 (2)

 シーズン第二戦。  ワークスであるうちもギーラルも『兄弟ウォール』もトップに立てなかっ…

銀河フェニックス物語 <恋愛編>  第七話 彼氏とわたしと非日常 (1)

 推しが卒業した世界。  宇宙船レースの最高峰S1の新たなシーズンが始まった。  『無敗…

銀河フェニックス物語【少年編】 第十五話 量産型ひまわりの七日間(まとめ読み版)

 絶対は絶対にない。 それでも将軍家は言い続けなくてはならない。 「絶対に勝利せよ!」と…

緑の森の闇の向こうに【創作大賞2024】まとめ読み版

 その時は、単なる事務連絡だと思った。  「三十九度の高熱が出て、自宅で寝込んでる」  い…

緑の森の闇の向こうに 第12話(最終回)【創作大賞2024】

* * 「ただいまぁ」  フェニックス号の居間にレイターの間延びした声が聞こえた。  わたしは大急ぎでタラップへと走った。レイターとダルダさんが二人そろって立っていた。 「よっ、約束は守ったぜ」  よく無事で帰ってきてくれた。レイターの笑顔を見たら涙がでてきた。よかった。本当によかった。 「あれ? 今回も熱烈歓迎頼むぜ」  レイターったら、にやりと笑ってハグを求めてきた。 「バカバカバカ」  泣いているんだか、怒っているんだか、自分の感情がお天気雨のようだ。 「ガハハハ。