【就活】妹のESを見て、会社と就活生のギャップについて考えてみる
今日は外がとても暖くて桜もそろそろかななんて、まったり考えている私の隣でせかせかと企業研究をしている妹。
どうやらエントリーシートの自己アピールがしっくりこない様子。
読むと、そこには会社と就活生のギャップがあるように感じた。そんな個人的に思ったことを妹に話すつもりでここで書いてみようと思う。
また話すときにまとまった話をしたいから。
そもそも会社は何故ESを見るのか
ESは面談する人を見定めるためにあるんだよ。
分かってるよ、そんなの。きっとそんな顔をしているだろうね。
見定めるってことは、つまりね
面接官が会ってみたいかってことなんだよ。
会ってみたいと思えるエントリーシートにすることが大事。
まだ分かってるよって顔してるね笑最後まで見てね。
就活生のESに多いこと
就活生の中で、こうやって思っている人はいないかな
できるだけ、他の人と私が違うってことを言えばいいんだよね?やる気があるとかリーダーシップがあるとか。
多分会社が見たいのは、そこじゃないんだよね。
確かにすごいよ。結果を残してなんて素晴らしいんだろうと思うよ。
でも、結果じゃなくて、過程が知りたいんだよね。
どんな過程を通ってどんな気持ちで取り組んでこられたのか。
たとえ失敗したとしても、その後どうしたのか。
そういうところが知りたい。何でそこが知りたいんだと思う?
貴方が、これから一緒に働く仲間になる子だからだよ
じゃあ会社はどんなESを見たいのか
会社が見たいのは、貴方がどういうタイプの人かっていうのを1枚の紙を通して見たいんだよね。それで会ってみたいか判断してると思うの。
その中で、
私はバイトリーダーで部長をしていました。
っていうのを見ると、どんな子かはよくわからないんだよね。何となくしっかりしてるのかなあとは思うけれど。そんな子いっぱいいるわけさ。
ただ書いている就活生からすると、その一文で色んな思い出が頭に浮かんでいるんだよね。めっちゃこもってる。
バイトでみんなの失敗をカバーする姿とか、部長として励ます姿とか。
だから、分かってる前提で結果を書きがち。
でも、ESを見る人は初めましてだしそんなの目にしてないから。はいはいってなっちゃう。
この現象をお姉ちゃんはよくドラマ見る前みたいだなって思うんだけど、
あらすじをよく読んでも、実際のドラマって中々細部まで想像できなくて、なんかイメージと違ったってなることあるよね。で、気にならなかったからドラマ見てなかったら、意外と評判で見てみたらめっちゃ面白いじゃん!みたいな。
それと同じで、ESはあなたのあらすじみたいなものだと思うの。
面接官はあなたのあらすじを読むんだけど、そこに結果だけ書いてあったらどうだろう。
ドラマだったら、バイトリーダーをしていた僕はリーダーシップを発揮しながら勉学にも勤しんでいました。
どんな子かわかるかな?ざっくりすぎてあんまりわからん。会わなくていいや。
そういうことだと思う。
ドラマみたいに周りがあなたのことを見て会社の人に教えてあげられる時間があればいいんだけど、中々そういう訳にもいかないんだよね。
そうなるとESはただ落ちるだけになっちゃう。あなたは本当に素敵な子なのに。
ESはあなたのドラマを伝えるあらすじ
みたいなものだっと思って書いて欲しいな。
ESが通ったら面談できっと貴方はすごく緊張すると思うけど(入りたい会社であれば)そこにいる人たちは将来一緒に頑張っていく仲間になる人たち。
だから敵みたいに思わないでリラックスして行ってね。
そう言えば、私が就活生の頃履歴書とはラブレターを書くつもりで書けとか言われたけれど、私は違うかなあ。
ラブレターって相手がいかに好きかを伝えるけれど、会社にいかに会社が好きかを伝えるだけではないと思うから。それに好かれるように書いて会社に入るとすごく自分に合っていなかったりして苦しんだりするから。
私の妹もそうなんだけれど、私ってありふれた人間だから書けない。そう思っているみたい。
でも、私から見たら妹は確かにまだ世間に認められるような賞だとか成績を出しているわけではないけど、才能に溢れていて、優しさと思いやりがあって。
とにかく素敵な子
そんな子が就活で自信を失う姿を見るとお姉ちゃんはとても切ないよ。
一緒に働いたら、絶対周りは楽しく働けると思うから。盛らなくてもあなたには素晴らしいものがたくさんあるから。
だから、そんな素敵な子の魅力をちゃんと書いたESが通らなかったら、こっちから願い下げの会社だっつーの。妹の心をえぐるな!(口悪
っていうのがお姉ちゃんから本音です。
就活をしている子を電車で見かけると笑顔の子もいるけど、何だかすごく自信を失っている子も不安そうな子も泣いてる子も見たりして。
ぎゅっと抱きしめたくなります。不審者になるからしないけど。
みんなが、行きたい道に進めますように。
ご覧くださった方ありがとうございました。
素敵な日を。