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Creative management

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「正解の見えない時代」「AIが多くの仕事を担う時代」ライフスタイルやビジネスにアート×デザイン思考を取り入れることが注目を浴びています。ロジカル思考>デザイン思考>アート思考を横…
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2021年6月の記事一覧

【アート思考とマネジメント(1)自立分散型の直感的に正解をその場で創るチーム】

1、RESASのチーム作り 2015年、私は地域経済分析システム<RERSAS>の企画とプロジェクトマネージャーを担当していました。当社は2年かけて構築するというプロジェクトでしたが、突然半年で納品ということになりました。 制作費用が5億円のサイトをたった半年で?!半年といえば、通常の大手開発会社でも仕様書、つまり設計図を作るまでで精一杯のはずです。通常のやり方では不可能です。最速で進めるにはいわゆるウォーターフォール開発ではなく、アジャイル開発しかない。 アジャイル開発

【Business as Art】

ありがたい事にNewaPicksのアート思考に関するインタビュー記事で500picks近く頂きました。また、ベネッセが運営するオンランセミナーUdemyの「創造性をビジネスに活かせる!アート思考×デザイン思考実践セミナー」講座の受講者は1000人を超えました。 最近、大手企業がアート思考を取り入れ始めています ●カルチャーコンビニエンスと「美術手帖」がアート思考× DBマーケティングのコンサルティング・サービス「PADDLING(パドリング)」を発表 ●デロイト トーマツ

【アート思考とナラティブ】

自分軸の本質的でナラティブな妄想を現実化することで新しい価値を生み出す時代がきているのではないでしょうか?今回は「ナラティブ」とアート思考について考えています。 モノの時代からコトの時代へ 昭和の頃、三種の神器と呼ばれるほど大衆が求めたものが洗濯機、テレビ、冷蔵後です。1980年に100%普及するまではモノの時代と言って良いでしょう。モノの時代はとにかく合理的に生産性を高めて、物を作れば売れた時代です。 とりあえずモノが普及した後に「私の欲しいモノ」というユーザーのニーズが

【アート思考とジャズの逸脱】

デザインの限界 基本的にデザイン思考では顧客目線、つまり消費者(他者)のニーズを叶えることが求められます。ロジカル思考の利便性や合理性に消費者の個々が求める付加価値としてのデザインが施されていくことで商品やサービスが生まれます。 ただ、デザインされた社会は、どんどんコモデティー化(同質化)して行きます。消費者のニーズに答えれば答えるほどモノの飽和がはじまります。求めるものが氾濫して必要なものに満たされれば、そこに差別化要素も浮かんで来なくなります。デザインとアートの違いの一つ