【レポート】加山雄三は推しになりうるか?(哲学Bar「推し」)
毎月第3日曜に京都のVOGA Foyerで開催している哲学Bar、今回のテーマは「推し」でした。お店に来られたお客さんからの提案で決まったこのテーマ。今回も多くの方にご参加いただきました。
アーティストなどを「推し」とよぶとき、単に「ファン」というのと何が違うのでしょうか。ファンよりも推しという場合の方が自己主張が強まる気がするというご意見も。何かを推薦する、というその人の主張が表現されているからです。
また推しという言葉を使う対象は新しく活動を始めた人やグループの中にいる人など、一定の条件に限られているのではないかという意見も出ました。確かに加山雄三さんなど、多くの人が知っている往年のスターを「推し」というシチュエーションはあまり見かけないように思えます。一方で「昭和の大スター」のなかで誰が推しか、という話の流れなら「加山雄三が推し」ということも結構自然な会話の流れのように思えました。
他にも多様化するメディアやSNS文化と「推し」との関係や、「同担拒否」の話など、興味深いお話がたくさん出た夜でした。ご参加いただいた皆さまありがとうございました。
次回の哲学Barは5月21日(日)、テーマは「サブカルチャー」です。ご興味あればチェックしてみてください。
(おわり)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?