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ゆる~いDiscordタイムを作ったら、意外なメリットがあった話

こちらはオープン社内報として作成された記事です。

お疲れ様です、猪飼です。

僕たちSRチームは、リモートワーク中のコミュニケーションを増やすべく、7月から音声チャットツールDiscordを使っています。

周りから「実際どうですか?」と聞かれることが多くなってきたので、今回はDiscordを導入した経緯や運用方法、感想なんかを共有したいと思います!

運用と言っても、実際はめちゃくちゃゆるい感じです。でも、自分では想定していなかった意外なメリットもあったので、参考になれば嬉しいです。

なぜDiscordを始めたのか?

主に、以下の3つの理由です。

1. チーム内のコミュニケーション量を増やしたい
2. オフィスにいる時のように、気軽に話せるようにしたい
3. 新しいことを取り入れたい

1. チーム内のコミュニケーション量を増やしたい

僕たちSRチームは、現体制になってからまだ4ヶ月しか経っておらず、もともと全く別の部署で働いていたメンバーばかり。そして、チームと言えど、全員が異なる業務を担当しています。

そんな状況の中、コロナの感染拡大を受けてリモートワークが始まり、業務・業務外共に、コミュニケーション量が少なくなってしまいました。

加えて、コロナの影響でKagg.jpの受注が急増した3Q(4~6月)は、例年よりも業務負荷が大きく、全員がこれでもかというくらい疲弊した3ヶ月でした。

ここで一句読むなら、

「家具業界 3月繁忙 記憶なし」(by前田Tさん)

くらいで終わっていたはずが、

「コロナ禍で 四半期繁忙 記憶なし」(by猪飼)

にアップデートされてしまった、という感じです。(伝わります?)


日々の業務量が多すぎて、とにかく仕事が終わらない。
連休中の注文殺到が不安すぎて、INCメンバー全員が長期休暇を警戒したり。
夜中にメールやSlackが飛んでいて、テンションがおかしなことになったり。

チーム内でのつながりの醸成と、健康管理・メンタルケアを考えると、忙しい中でもコミュニケーション機会を増やすことは喫緊の課題でした。


2. オフィスにいる時のように、気軽に話せるようにしたい

オフィスですれ違ったときに、パッと声をかける。
挨拶から何気ない日常会話がはじまる。

そういった気軽なコミュニケーションが、リモートワークを始めてから完全になくなっていました。

かといって、突然「今からZoom始めよう」は難しいし、電話だと2人に制限される+業務以外のことは話しにくい。

雑談ばかりしてて良いという訳ではないですが、会議のような堅苦しい雰囲気ではなく、リラックスした状態での会話がブレストになっていることもありますよね。

オフィスに出社していたときは当たり前だった気軽な会話を、リモートになっても再現したいな、と思っていました。


3. 新しいことを取り入れたい

47グループは、さまざまなお客様にワークプレイスのサービスを提供しています。働き方や働く場所が多様化していくなかで、僕たち自身が新しいものを体験し、そこから得たものをお客様に伝えていく。それが今一番重要なのではないかと、僕は考えています。

実際、コロナ前まではオフィス勤務しかしてこなかった僕たちが、今こうしてリモートワークを実践している。これって、すごく新しい一歩ですよね。「机上の空論」じゃないけど、体験してみないと語れないことって、絶対あると思います。

まだまだ感染拡大は続いているし、行動が制限されてしまうことも多いけど、せっかくだから今できる新しいことは積極的に取り入れていきたい、と思いました。

先述の理由1・2を満たすために、色々とコミュニケーションツールを探しました。その中でも一番気になったのが、Discordです。「Zoomとの違いは何なんだろう?」とも思いましたが、百聞は一見に如かず。とりあえず入れてみることにしました。

ちなみに、白潟総研さんのDiscord活用術も、すごく参考になりました。

どうやってDiscordを運用しているのか?

いざ導入!ということでスタートするにあたり、どんな運用ルールにしようかと考えていたんですが、あまりガチガチにしてもうまくいかないだろうと思い、思い切ってゆる〜く設定しました。

毎週月/水/木の3日、17:30-18:30の1hをDiscordタイムとして、参加できる人はDiscordのSRチャンネルに入室する。これだけです。

ちなみに、Googleカレンダーには「擬似オフィス」と登録しています。

話したいことがあれば話すし、なければ無理に話さなくてOK。内容も、雑談ベースで十分としました。途中で誰かから電話がかかってきたら、DisocordのマイクとイヤホンをOFFにすれば良い。

離れた場所にいながら、あたかも空気のように “隣にいる感” を演出する狙いです。

実際にやってみて

・・・空気過ぎました。

誰もしゃべらない時間、めちゃくちゃ多いです。笑
1時間のうち50分くらい会話無いやん、みたいな日もあります。

まあ、無理やり感もないので、ある意味成功とも言えるんですが。

そもそも、僕以外の2人(松本さんと緒方くん)は8年近い付き合い。今更そんな話すことないよ、みたいなところもあるようです。

僕がDiscordを不在にしてるときに、2人がよく話す内容は、「そろそろ時間だから退出しましょうか」だそう。苦笑

「え、それもう要らないんじゃない?」というご意見もあるかもしれません。
確かに、これが完全に雑談目的だとすると考えものですが、実は、業務上の話も気軽にできるようになったんです。

意外なメリットと気付きがあった

たとえば、業務進捗などを雑談ベースで話したりするんですが、「そこは無駄じゃない?」とか「こうすれば改善できるよね」みたいな提案も、自然と出てくるんですね。

わざわざミーティングを設定するほどではないけど、Discordで雑談がてら軽く話そうかな、ということが結構あったのは、自分でも意外な気付きでした。

「これを改善したい」って意識的には発見できなかったものも、人と共有することで見えてくる。やっぱりこういうことあるんだよなぁ、とニンマリ。

もともと実験的に取り入れてみたツールでしたが、リモートワークによって不足しがちなコミュニケーションを、Discordを使って補えるという実感が持てたのは、すごく良い経験だったと思います。

この間、広報の澤木さんがDiscordを見学に来てくれたのですが、「ラジオみたいな感覚で聴きながら仕事できた」という感想をもらいました。誰かと誰かが話しているのを聞くだけでも、疑似オフィス感を味わえるんじゃないかと思います。

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珍しく全員でワイワイした瞬間をパシャリ


とは言え、今の形が完璧とも思っていません。今後はもう少し運用を見直しつつ、より働きやすいチームの環境づくりや、生産性アップにつながる仕組みを模索していきたいな、と考えています。

もちろん、Discord以外にも新しいツールがあれば、積極的に取り入れていきたいです。

あ、ちなみに、47グループ内でDiscordのアカウントを持っている人、意外といると思います。実際にどんな感じか体験してみたい人は、ぜひうちのチャンネルに遊びにきてください!

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