Webマーケターになるまでのお話②
自分がWebマーケターになるまでのお話です。
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うちの会社は外部にコールセンターを委託しているのですが、お客様との会話の記録を全て録音で残しています。
相変わらず、ホームページからの反響はほぼ無く日々を過ごしていたので、時間を持て余していた私は、その録音を数日分(かなりの日数)リフォームに関するものだけ(それでもかなりの件数)聞いてみたのです。
驚くことにその電話の録音記録には、「ホームページを見てリフォームのお問い合わせをしている」と言ったお客様が山のようにいたのです。
知識が浅かった私は、ホームページからのお問い合わせは全てメールフォームから来るものだと思っていたのです。
実際はメールフォームから来るお問い合わせより、電話でお問い合わせをしてくるお客様の方が多かったのを知りませんでした。
ただ、電話にしろお問い合わせが来た案件は、売上に繋がっているものも多く、リフォームの部署はホームページから来た新規のお問い合わせであることは知っていたのです。特にリフォーム部門の上層部の方たちは。
それを私たちWebマーケター部門にフィードバックせずに悶々と案件をこなし、自分達の売上実績として会社に報告をしていましたが、当時の役員たちは部門同士の関係性、連携の向上に常日頃から口酸っぱく社員に指示しておりました。
日々の忙しさを理由(多分言い訳)にフィードバックをリフォーム部門が怠っていたことに、当時のトップの役員はリフォーム部門の責任者を呼び出して激しく叱りました。
Webマーケター部門として私もその席に同席していたのですが、いつもは優しい役員が激しく怒っていたのを昨日のことのように覚えています。
ただ、役員がいくら怒っても、リフォーム部門からのフィードバックは将来的にできなくなる事が分かっていた私は、メールフォーム、電話からのお問い合わせを全て把握できる仕組みを作り上げ、データベースに記録することにしたのです。
それは、10年以上経った今でも、記録をし続けています。
この当時から本当のコンバージョンを全て記録し続けている私にとって、現代のサイトに埋め込んで取得するコンバージョンの不正確なことをよく知っています。
いずれにせよ、電話からのお問い合わせがかなりの数有ったことで、我々Webマーケター部門の数字は遡って飛躍的に伸びていたのです。