見出し画像

Road To 音大③音楽学校の見学

(前回のあらすじ)
音大もいいけど音楽仲間や没頭できる環境が欲しいだけなら、別に音楽学校でもいいんじゃない?
別の可能性も検討してみることにした。

音楽学校にLINEで資料請求したらいきなり
「~月~日に見学に来ませんか?」
と個別メッセージが来た。

予定が無いぼくは断る理由が無いのでホイホイ承諾してしまう。

「そういえばぼくの年齢とか入力するところ無かった気がするけど、50代とわかったら門前払いされるかなぁ」

当日はそんなことを考えながら向かった。

担当の人はぼくの年齢に少し驚いたようだったが、そのまま面談へ。

「今回はどうしてご入学をご検討されたのですか?」

「仕事の整理ができて時間ができたので…」

そんな身の上話をしながら

「音大も考えたんですけど…」
「ちょっと学費も高いし4年も情熱が持つか不安で…」
迷っている部分も正直に伝えていった。

館内を案内してもらうと、日曜日だからか生徒の数は少なかったが、
スタジオや練習室などの施設面は思っていたよりもずっと立派だった。

でも、これだけ立派な施設が使い放題なのに、
どうして使われていないのだろう?

そこがやっぱり音大に行く生徒との覚悟の違い、なのかもしれない。

それでも、
「好きな授業を好きなだけ取ってもいい」
「楽器も貸すから空いてる時間に練習室で練習していい」
「2年と言わず1年制もある」
「1年制は半分以上が30代以上」
といった融通の利き具合と、音大に比べてぼくの年齢でも場違いにならない感じはすごくぼくに刺さった。

さらにダメ押しの提案をされた。

「最長1週間、授業の体験ができますよ」

それは断るわけにいかない。
じゃあ体験しましょう、とやっぱりホイホイOKしてしまう。

1週間どの授業を取ろうかなー
時間割を見ながらウキウキして心躍る。

なお別の音楽学校の体験レッスンにも勇気を持って申し込んだところ

「高校生を対象としているものです。
 ご了承ください」
と何ともつれない返事が来て悲しくなった。

きっと異物は排除した方がいい場面があるよね

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?