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内臓脂肪との戦い①決意

まずは内臓脂肪を落とそう、と思った。

元々は現時点のぼくの糖尿病バイブルの1つ、
「トロント最高の医師が教える世界最有効の糖尿病対策」で
蓄積された内臓脂肪が「膵臓に詰まる」ことで膵臓のベータ細胞が機能不全を起こす、と書いてあったのがそう思った1つのきっかけ。

肝臓や膵臓などの臓器の中の脂肪は、臓器の周りに蓄積された脂肪よりも危険だ。

「トロント最高の医師が教える世界最有効の糖尿病対策」より

2型糖尿病にいたる第一段階では、まず脂肪肝や脂肪筋がインスリン抵抗性を高める。第二段階で、脂肪の蓄積した膵臓がβ細胞の機能不全を起こす。膵臓はバーンアウトするのではない。脂肪がたまりすぎているだけなのだ。

「トロント最高の医師が教える世界最有効の糖尿病対策」より

よし!内臓脂肪を落とそう、と思って参考にした本がこちら。

「どんな油も結局は脂肪になる」と脂質を敵視している点はちょっとぼくの見解と違うけれど、大筋では合意できた内容だった。

知らなかったこともたくさんあった。

「ストレスが長く続くと内臓脂肪をたくわえてしまう」
「内臓脂肪が増えると男性ホルモンが減少する」
「白人男性は内臓脂肪があまり付きません」
「内臓脂肪で糖尿病になる」

え?内臓脂肪で糖尿病に?
ここでトロントと繋がるわけか。
違う本で同じことが出てくると一気に信憑性が上がってくる。

脂肪細胞が分泌する善玉物質の1つ、アディポネクチンは、インスリンを助けて、血液中のブドウ糖が細胞にスムーズに取り込まれるようにしています。つまり、アディポネクチンがたくさんあると、インスリンがしっかり働くことができて、糖尿病を予防できるわけです。
(中略)
残念ながら、日本人の約40パーセントが、アディポネクチンをたくさん分泌できないタイプの遺伝子を持っており、そうでない人とくらべてアディポネクチンをせいぜい3分の2しか分泌できません。
そして、日本人を含むアジア人には、もう一つ弱点があります。インスリンの分泌量が欧米白人の半分から4分の1しかないのです。
(中略)
これだけ不利な条件が重なっているため、日本人や欧米白人よりずっと糖尿病になりやすいことがわかっています。

「内臓脂肪を最速で落とす」より

そういった遺伝的性質を持ちながら、アメリカ的な食生活をしている「日系人」は日本で暮らす日本人よりも糖尿病発症率が高い、というデータを示して「日本人が米国式の食生活を送ると、糖尿病の発症率が跳ね上がる」とアメリカ的な食生活と日本人遺伝子との相性の悪さを示していた。

そしてこの本は「肝臓がんは内臓脂肪を原因とするがんの代表」として、内臓脂肪が肝臓につく「脂肪肝」の怖さも示していた。

ぼくは10年くらい前、そして5年くらい前、腹部エコーの際に「脂肪肝」と診断された。この前の入院の時は内臓脂肪も減っていたから特に言われなかったけど、心配になってきた。ほぼアルコールを飲まないぼくが脂肪肝になったのは、完全に食生活に問題があった、ということだろう。

ただ、トロント本でも記載されていた救いは
「内臓脂肪は落ちやすい」ということ。

ならばやるしかないでしょ!

ぼくのTANITAの体脂肪計での年末の内臓脂肪レベルは9.5
ギリギリ「標準」の範囲内。
たまに10を超えて「やや過剰」になることもある。

大晦日は測定忘れちゃったので12/30

これを標準からはみ出ないようにしたい!と思った。
退院後は、増量のために無理して食べてたけど、内臓脂肪が一緒に増えてしまうようならば、一旦体重が減ってもまずは内臓脂肪を減らすことに集中しようかな、と決意した。

内臓脂肪レベル6位になりたいな。無理かなぁ。


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