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日本画の画面がキラキラでビックリした話(正体は岩絵具)

土日に、日本画を間近で拝見する機会を得ました。マジカルでした(ダジャレでは・・・たぶん、ありません)。画面にところどころキラッ!キラッ!と光る部分がありました(光らない作品もありました)。岩絵具というので描かれているのだとギャラリーの方が教えてくださいました。

私はこれまで日本画をしっかり拝見したことがありませんでした。日本画はこんなに美しいものだったのか、と感銘を受けました。偶然そんな体験をできて、とてもラッキーでした。抽象画もあり、驚きました。


私は、鉱物が好物です。カット&研磨済みのアクセサリーのようなものよりは、どちらかと言えば原石が好きです。原石の中でも結晶、母岩付き、共生鉱物などが好きだったりします。それから、表面やインクルージョンも注目するところです。どこどこの誰々さん、と言い当てることはできませんが、ただただ、綺麗だな~~と眺めています。

つくりかけでそのままになっているサイトもあります。


先日の作品は、私が鉱物を眺める時に好きだと思う点を持っていました。まるで大きな鉱物のようでした。以前一緒に暮らしていた母岩付きのヒマラヤ水晶を想い出しました。よく見ると、母岩にところどころ光るところがありました。

私は、これまで鉱物が好きでしたが、鉱物をどうしたらいいのか、私の人生で鉱物とどう付き合って行ったらいいのか考えあぐねていました。自分のスキの棚卸をしても、鉱物が挙がるのですが、だからといって例えば、鉱物のお店などは気が進みません。値付けとか難しそうですし・・・。それに、ミネラルフェアなどに出展するのは、絵で個展を開くのよりうんと大変そうです。荷造りが、苦手で・・・。


私はふと思いました。鉱物の粉を作品に用いたら?

鉱物の道と絵の道が私の人生で重なるなんて、思ってもみませんでした。そもそも、キラキラ光るくらいのつぶつぶで描かれる絵が存在するなんてビックリでした。小さい時に遊んだ砂絵を想い出しました。YouTubeとかにありそうな、同じ砂でどんどん色んな絵を描いて行くパフォーマンスのようなのではなく、糊のあるところに色とりどりの砂を落とし、くっつけて絵を描くほうです。

日本画では、膠を用いて鉱物の粉を画面に定着させるようでした。調べてみると、膠は扱いが難しそうでした(代用品もあるようですが・・・)。というわけで、まずはアクリル画の画材を用いて画面にくっつけることにしました。うんと悩んだのですが、日本画に転向というよりは、ミクストメディア化していく感じです。ちょうど、コラージュにも興味があったので、キャンバスに紙とかも考えていたのですが、まずは砂となりました。さざれを画面に接着するなども検討中でしたが、先日の衝撃的な体験の後、まずは小さなキラキラを出せるようになりたいと思うようになりました。

支持体がキャンバスなのは、Casieさんで額無しで受付可能だからです。ただし、取れやすい装飾がしてある場合は額が必要なので、しっかりと画面上に固定したいです。

岩絵具は、色担当の粉だけが単独で売られていて、それを使う時に接着担当の物質と組み合わせるルールのようでした。これは、私にとっては好都合でした。キラキラの粉は、日本画だけでなく水彩画にも油絵にもアクリル画にも使えそうでした。

下地は、胡粉ジェッソにしてみます。胡粉ジェッソに埋没というのも思いつきました。半分埋めれば、画面にくっつくのとキラキラするのを両方実現できるのではないか、と。ちょうどいい厚さに塗れるかわかりませんが。あとは透明の絵具に混ぜるとか、不透明や半透明でも半分埋没させるとか、つや消しメディウムに混ぜる(あるいは塗った上から落として乾燥させる)とか、色々試したいです。noteに全部を記録できないかもしれませんが、覚えられるだけ記憶(忘れるのは得意です)して次に活かそうと思います。

いろんな光があると岩絵具のキラキラが目立たない気がするので、岩絵具以外はなるべく光らないようにしたいです。つや消しニスを上から塗ったら、剥落防止と同時に画面の光の調整もできるかしらと思ったり、塗ったら石の粒があまり光らなくなるかしらと思ったりしています。

それから、ジェルメディウムも使ってみたいのですが、私の問題として、表面を平らにできないというのがあります。ぼこぼこの表現を狙うならいいのですが、ぼこぼこだともう石の光は期待できない気がします。あるいはつや消しニスによって変化するのか・・・?


色々考えた結果、まずは水晶末からスタートしてみることにしました。

正直なところ、色んな石(色ではなく、石!)があって、全部欲しくなりました。しかし全部は無理です。どれか選ぶとしたら・・・?鉱物沼は水晶に始まり水晶に終わるという説もありますし、私らしい選択な気がします。比較的安価で導入しやすいのも助かります。私は、岩絵具で描きたいというより、画面にあの光がほしいのです。

岩絵具は色々ありましたが、ネット上ではどれがキラキラするのかよくわかりませんでした(同じ鉱物なら数字が小さいほうが粒が大きいのでキラキラしやすそうですが)。色も、モニタだと自信がありませんでした。そのうち、実際にお店で拝見したいです。鉱物もこれまで本人と対面して購入か否か決めてきました(1つだけネットで決めたのがありますが、それは大当たりでした。しかし、基本的に実物を拝見したいです。私にとってはこれも一種の鉱物の収集です)。

水晶なら、キラキラするんじゃないかと思いました。それから、いろんな色に柔軟に対応できそうです。方解末も気になります。あと、なかなか売っていない1~4番も気になります。岩絵具では使用されてこなかったオリジナルの鉱物粉末を用いてさらにミクストメディアっぽくしたい気もします。パルプベースも気になります。少しずつ色々試してみます。

誰もが通る道なのかもしれません。そして、回り道の後に、やっぱり膠で和紙や絹に・・・とかなって、日本画沼にはまるのかもしれません。あるいは、石の粉でキラキラの画面をつくるのは諦める(雲母でパールとかそういうのだけ継続)か・・・。

そして、みんフォト!

今日は謎の鉱物を描きました。ブラシは「木炭」から「鉛筆(木炭)」です。なんとなく、ピンと来たので・・・。ペンが電池切れだったので、筆圧を使えませんでした。

ありがとうございます。それでは、また。