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瑞獣ハクタク(白澤、白沢)

『白沢図』と呼ばれる書物がある。
いや、書物があった。

大陸では古来より、鬼や悪い精が病気や災いをもたらすと考えられてきた。
そこで現れたのがこのハクタクで、その聖獣の凄まじき叡知より、人々を救った。
そのハクタクの英知を授けられたのが、古代の聖帝、黄帝である。


”白沢
黄帝が巡狩のおり、東の浜に辿り着いたところ、白沢が現れた。
その獣は人語を話すことができ、万物の精に通暁していた。
黄帝はこれによって民を戒め、時のために害を除いた。
賢君が徳を明らかにすること奥深ければ、白沢がやってくる。
(軒轅本紀)”


以上が『女神転生』で知られる『聖獣ハクタク』の謂れである……って、ホントかな?

ハクタクは白沢、または白澤と呼び、知識の宝庫である、医学医術薬学その他に精通する、偉大なる知識の源、聖君の慈悲の印、そして白いアカシックレコードともいえる存在なのだはなかろうか。

聖なる獣、ありがたい獣ハクタク。



うん、調べるだけで『帝王の権威付け』に使われた逸話、と言うことが見えるのだけれど、それだけに奥深く、ありがたい存在として古代人に創造された存在なのだろうと思えたのです。


そして、その『ありがたさ』にあやかり、わが国でも『ありがたいグッズ』として色々なものが広まったといいます。

うん。


他にも、興味深いエピソードなどありましたら、ぜひとも教えていただきたいと思います。


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