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息子から女子へ無言のプレゼント。

「おりがみ、おっておって」と言う時期があった。
ひたすら折り、折ってる途中にまた別のを折ってと言われる。(ちょっと待ってよ!!)
完成した折り紙たちはひとしきり遊ばれたのち、段ボールの中にわんさか保管してあった。
そして今日、2ヶ月ぶりくらいにその折り紙たちが日の目を見ることに。

保育園に行く前に、折り紙段ボールをガサゴソほじくり返すゆっちゃん。
ワニ、ヘビ、くびながりゅう、マナティ、トリケラトプス をつかむと
「ワニはえりちゃん、ヘビはさとみちゃんにあげる!残りはモンチの。」と言った。
同じクラスの女子ふたりに、折り紙をあげたいと思ったようだ。

大切に、ずーっと手に折り紙を持ったまんま、たまにポトリポトリと落としながら、保育園に向かった。
そしてえりちゃん&さとみちゃん(仮名)に会うと、特段の説明もせずに手のなかの折り紙を差し出した。
突然の無言のプレゼントに、女子たちは「ありがとう」もなかったけれど
受け取ってくれて、少しほほえんで見えた。大人や。

結局ワニ、ヘビをえりちゃんに
マナティ、トリケラトプスをさとみちゃんに
くびながりゅうを園長先生にあげていた。

誰かに何かをしてあげたいの矛先が、
親・親族以外であるのを見たことあったかな?というレベルだったので
新たな変化がうれしかった。
そして、その不器用さがいとおしかった。

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