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新規事業や世の中の変化についてこれない旧人類達の苦悩

最近、DXの流れからか、コロナで強制的にデジタルシフトや世の中が変化した事に対する危機感なのか、組織変更や新規事業、DXなどの部署の強化などが目に付く

自治体や企業もDXの取り組みの一環でアプリなどの仕組みに膨大な金額をつぎ込むものの、誰も使っていないという現象が目につく

DXとは、デジタル化の事を指していると勘違いしている人が多いが、デジタルトランスフォーメーションの略なので、ただデジタル化するのではなく、トランスフォーメーションしないとDXとは言えないと思う

皆さんはトランスフォーマーという映画を観たことがあると思うが、車がロボットに変化します

車にカーナビを付けてトランスフォームとは言いません

ロボットのように、全く別物に変化する事がトランスフォームなのです

という事は世の中の使われない仕組みのデジタルシステムやアプリは、単にカーナビを付けただけのようなDXの取り組みなので、今どき、どの車にもカーナビがついている時代に、カーナビ付けました、DXです!使いましょう!便利でしょ?と言われても、誰も使わないのは明白です。

問題は、それに誰も気付かない事です。

DX担当が元々専門家じゃなかったり、向いてないというのもありますが、車がロボットになる程の変化なので、非常識を常識にする位の発想力と実行力が求められます。

しかし、ほとんどのDX担当は常識の塊のような真面目な人が任命されるので、その人がDXを作れる可能性は限りなくゼロです。

例えば、一昔前は優秀な人は管理者になれるとされ、管理者になった人は偉い、優秀というヒエラルキーがありました。

しかしそれは、モノを作れば売れるような高度成長期の戦後の日本のような時代の話であって、今の時代、モノを作っただけでは売れません。

便利で売れてない商品があり、不便なのに大ヒットしている商品があります。それは、メーカー目線か顧客目線かという点にも表れています。

そうすると、マーケティングのプロみたいな人が登場したり、経営の勉強しましたみたいな机上の空論のような人が出てきますが、そういう過去の常識に囚われている「常識的な人」が使われないアプリを生み出し、「非常識な人」が何をやっても成功しています。

先程の管理職=優秀という神話が崩れた背景に、経営者が求める社員像の変化も影響していると考えています。

昔は、先程も言ったようにモノを作って売るだけのシンプルなビジネスしかなかったのが、今はTikTokのような素人にはどうやって稼いでいるのかもあまりイメージが付かないビジネスモデルも増えています。

そうすると、一昔前は奴隷のような何でもイエスと言う真面目な人を多く採用し、真面目に育てると言うやり方がありました。

それは、旧日本軍のような軍隊のような考え方で、軍人のように何でも上官の言う事を聞く奴隷を育て、それを管理する上官も必要となります。

つまり、家畜と羊飼いみたいなもんです。

昔は、セクハラ、パワハラでも会社が決めた目標さえ達成すれば優秀という評価があったので、セクハラ、パワハラの犯罪者予備軍みたいな人でも優秀とされてきました。

しかし、世の中が変わってセクハラもパワハラも許容されない世の中になり、当然、奴隷のような社員の扱いに疑問を持つ社員が増えてきて、もはや管理職の存在意義も無くなってきています。

そのため、無理矢理型にはめて報告のための仕事をやったりする馬鹿な管理職は、ビジネスマンとしても社員育成の観点でも弊害でしかなく、そういう無能で時代についていけてない上司のもとからはどんどん優秀な人から離職者が増える現象が出てきます。

また、そういう仕事が出来ない社内政治だけが得意な人ほど、経営企画や新規事業、イノベーション、インキュベーターなどの前向きなイメージを発信しています。

しかし、認知的不協和によって、自分の都合の良い話だけで社内に都合の良い話を蔓延させ、好き嫌いや、自分が理解出来ない人を排除していきます。

認知的不協和とは、人が自身の認知とは別の矛盾する認知を抱えた状態、またそのときに覚える不快感を表す社会心理学用語。アメリカの心理学者レオン・フェスティンガーによって提唱された。人はこれを解消するために、矛盾する認知の定義を変更したり、過小評価したり、自身の態度や行動を変更すると考えられている。 (引用:ウィキペディアより)

この認知的不協和は、イソップ童話のキツネが、届かない場所にあるブドウを、本当は食べたいのだが取れないジレンマから、あのブドウは酸っぱくてまずいから食べたくない!と自己防衛で正常化バイアスが働く現象です。

そのため、上司が会社を成長させない大きながん細胞である事は間違いのない事実です。

これを手術で取り除くのか、治療で治すのか、ほっといて重症化するかです。

しかし、いつかは彼らも自分が世の中からズレている事に気付く日が来ます。

それは本人が先に気付くのか、周りが気付いて、ザワザワしてきて本人が気付く日が来るのか

いずれにしても、世の中の変化について行けない管理者たち

役に立たない管理者の存在に気付けない経営者がいる会社は今後どんどん経営が悪化して倒産や合併が一気に加速していくと思う。

それでも口が上手い、社内政治が得意な管理者は社内政治で生き延びていき、会社や世の中を腐らせていくんだろうと思う。

そこをキチンと事業仕分けで話題になったあの蓮舫さんのように、強い覚悟で評価していく仕組みを作らない限り、これからも意味のない仕事をしているフリの会社ごっこが横行すると予測される

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