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「治療教育講義」読書会が始まります。

 シュタイナーが治療教育について講義を行ったのは、人生でたった一度きり。その講義録である「治療教育講義」を月に1度、読んでいきます。

 読書会ではありますが、感想を述べ合ったり、現場で活かせる実践方法を模索したりするのが目的ではありません。講師の解説を手がかりに治療教育の真髄を理解していくことを目的としています。

 「治療教育講義」と「一般人間学」の内容は似ていると印象を持たれやすいのですが、講師によると全く異なることをシュタイナーは語っているそうです。その点を理解する上でも第1・2講は特に重要らしく、全5回の読書会の時間をかけて丁寧に読み進めていこうと思います。

 リアルタイムでご参加いただけない場合でも、オンデマンド配信もありますので、ぜひご参加ください。

【講師からのメッセージ】

シュタイナーの治療教育を実践する者にとって、この『治療教育講座』が必読の書であることは言うまでもありません。

 しかし、この本は様々な理由から、単なる「読書」を「学び」に変えることは簡単ではないのです。

 その理由の第一は矢張り、この『治療教育講座』は、いわゆる「シュタイナー教育」を既に理解している者に対してシュタイナーが行ったという点でしょう。よって「シュタイナー教育」について何も知らないまま、何度この本を繰り返して読んでも、それは「学び」にはならないのです。

 そうすると、必然的に第二の問題は医学的観点、即ち「治療」に不可欠な生理学的知識ということになります。そこに更に当時の周辺状況と、その後の「業界」の発展などが加わり、ますます独力で学ぶことを困難にしているのです。

 この様に幾つかの「障害」の有る本ですが、その点に関しては講師の竹下が可能な限りフォローを入れますので、ご安心ください。

 そして読書会では『治療教育講座』に書かれているテーマを「深める」と言うよりも、差し当たり参加者が自力で「つかめる」ようになることを目標にして読んでいこうと思います。

 予備知識などは必要有りませんので、初心者の方も奮ってご参加ください。

竹下哲生 

講師:
竹下哲生
四国アントロポゾフィークライス代表
1981年 香川県生まれ
2000年 渡独
2002年 キリスト者共同体神学校入学
2004年 帰国後 四国にてアントロポゾフィー活動に参加
共著「親の仕事、教師の仕事~教育と社会形成~」
訳書「アントロポゾフィー協会と精神科学自由大学」(SAKAS-BOOKS)等

四国アントロポゾフィークライス サイトHTTPS://WWW.FACEBOOK.COM/SHIKOKUANTHROPOSOPHIEKREIS


日時:
2024年
11月7日(木)20時~22時
12月5日(木)20時~22時
2025年
1月9日(木)20時~22時
2月6日(木)20時~22時
3月6日(木)20時~22時 
※一月は変更の可能性あり

参加費:
1万円(全5回分)

テキスト:
「治療教育講義」ルドルフ・シュタイナー著

お申し込み方法:
https://docs.google.com/forms/d/1LzyYW_21mg_4-_9oiv06N77rnoI27qonpeTkdX3Q0Ss/ または、下の画像にあるQRコードからお申し込みください。
② お申し込みいただいた方にメールをお送りし、参加費の振り込み先をお伝えしますので、参加費をお振り込みください。※参加費の納入が確認できましたら、お申し込みが完了となります。

定員:
30名程度。

締切:
10月25日(金)


サポートされた資金→ 新しい経験→ noteで、みなさまと共有させていただきます。