トルコアイス屋さんは最高のパフォーマー 〜イスタンブール編〜
毎週金曜日は「印象的だった国や都市」をテーマに発信しています。
これまで、アジア、ヨーロッパ、アフリカの28カ国訪れてきました。
今回は、トルコの最大都市イスタンブールを特集します。(トルコの首都はアンカラ)
イスタンブールは、ヨーロッパとアジアの境にあり、世界でも珍しい街の中心に海が流れている都市
世界的観光都市イスタンブール
マルマラ海と黒海を結ぶ世界でも最も混雑する航路の一つであるボスポラス海峡を挟んで大陸間に跨った都市であり、イスタンブールは潮の香りがします。
世界第6位の観光大国のトルコ
2018年、イスタンブール新空港がオープンし、ヨーロッパとアジアを結ぶハブとして賑わっています。イスタンブールほかカッパドキア”やパムッカレなどが有名です。「外国人訪問者が多い世界の都市ランキング2019」では、
イスタンブール が10位 (1471万5900人)
トルコはイスラム教の国
長い歴史の中で、さまざまな国の支配下にあったトルコ。イスラム教徒が99%以上を占めます。そのため、イスタンブールには至る所にモスクがあります。イスタンブールにある1番大きなモスクの収容人数は、63,000人 !(東京ドームの収容人数55000人)
街中歩いているとこのように突如登場していきます。
トルコ国内の宗教問題
トルコの国民はそのほとんどがイスラム教徒です。しかし、トルコ共和国の建国の父で初代大統領でもあるアタテュクルは、宗教と政治を分離しなければトルコの発展はないとして、政教分離(世俗主義)を国家の基本原理として採用しました。しかし、近代化が進んでいく中で問題点も浮上しています。イスラムというのは心の内面の信仰だけでなく、外形的な決まりもあります。例えば、ムスリムの女性は家族以外の男性に肌を見せないためにスカーフで顔や頭を覆いますが、これはトルコでは公の場では禁止されていたりします。また、現在の大統領のエルドアンがイスタンブール市長を務めていたとき、イスラムを讃美する詩の一部を引用したことで、刑務所に入れられたこともあります。イスラム社会として近代化していく過程で、国内で葛藤が存在しているのも事実なのです。
激しすぎすぎるダービーマッチ
イスタンブールを本拠地とするガラタサライ、ベシクタシュの2チームが激突するのが“イスタンブール・ダービー”です。両チームともトルコの中でかなりの名門です。ダービーマッチの迫力は日本とは比べものにもならず、試合前からスタジアム外の各地で、発煙筒や乱闘が起こっており、恐怖を感じるほどでした。また、このように、警官は馬に乗って警備しています。スペインでも同様でしたので、ヨーロッパの警官は馬に乗り警備するのが一般的なのかもしれません。2019年当時は、ガラタサライ長友佑都選手、ベジクタシュには香川真司選手が所属していました。人気すぎてチケットは購入できませんでしたが、スタジアム周辺で歓声を体感していました。
トルコスイーツは甘さ強め
これはバクラヴァというトルコを代表するスイーツです。ただ、これは美味しのですが、日本人の感覚すると甘すぎます。
パイ生地よりもさらに薄い生地を何層にも重ね、砕いたクルミやピスタチオ、アーモンド、ヘーゼルナッツなどを挟んで焼き上げ、甘いシロップをかけて仕上げたお菓子がバクラヴァです。表面はサクッと、噛むほどにシロップと小麦粉の甘みがじわっと染み出すバクラヴァは、トルコだけでなく、イラン、イラク、シリアなどの中東諸国や、中央アジア、南コーカサスに位置するアゼルバイジャンなど、広い地域で親しまれているスイーツです。国や地域によって生地の薄さやナッツの種類、シロップの量などに差がありますが、トルコでは激甘なお菓子を代表する存在として、庶民にはもちろん、旅行者にも親しまれています。
イスタンブールの市場は広すぎる
イスタンブールにあるグランドバザール
グランドバザールは1461年に時の皇帝「メフメット2世」が、アヤソフィアの建設費を捻出するために開いた市場です。元々は「ベデステン(Bedesten)」と呼ばれるアーチ形天井の下に問屋が並ぶ小さな市場でした。その後、徐々に市場周辺の店やキャラバンサライ(隊商宿)などが市場に組み込まれ、今日では広さ30万m2の敷地内に約5,000もの店舗が軒を連ねる巨大市場へと変貌しました。現在、イスタンブールで最も大きなこの市場には、1日だけで20万人から40万人もの人々が訪れます。
東京ドーム3分の2の広さの中に約5000軒もの店舗が並んでいます。
ここにいるだけで、イスラム世界の熱気を感じられます。
バザール内には日本語で書かれた「エドまっちゃんのみせ」という店舗もありました。イスタンブールではよく日本人やアジア人に遭遇しました。
トルコ観光、治安改善で復調 18年旅行者は過去最多に
中国は17年比で59%増の39万人、韓国は32%増の16万人となっている。 日本は66%増の8万人。日系旅行業者は「通貨リラ安の影響もある」と指摘。リラ下落で、外国人にとってトルコへの旅行に割安感が出ているためだ。
イスタンブールでは、中国人観光客が増加に伴い、駅の名前にも表記として中国語が書かれています。
アイス屋店主が魅せるエンターテインメント
トルコと言えば、ものすごーく伸びるトルコアイス。
そんな、トルコアイスの店主は、一瞬にして子供たちや周りの人々を笑顔にさせるんです。アイスを渡すふりをして渡さなかったり、落とすふりをするなど、驚きのパフォーマンス連続でした。僕も釘付けになってしばらくその場にいました。トルコアイス屋こそ最高のエンターテインメントなのではないかと思います。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
ぜひコロナが落ち着いたらイスタンブールに足を運んでみてください。
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