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7/31 英検1級長文読解の勉強会「ゆるりと読む会」

英検1級長文読解の勉強会を開いております。
ただいま第5期前半(5回)が終わったところです。
そして後半に向けて
水曜日(20:00~21:00)のメンバー募集中です。(2024/9/13現在: 残席2)
ということで
今日は、勉強会でどんな英文を読んだのか紹介いたします。
勉強会に興味があるぞ!という方はのぞいていってください。


準備するもの

2023年度第2回 英検1級過去問

https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/kakomon/2023-2-1ji-1kyu.pdf

ネット上で英検の本文をまるまる引用できませんゆえ、
お手元に過去問をご用意下さい。
*上のリンクは期間がすぎると見れなくなりますがご了承ください

勉強会でじっくり取り組んだ文

2023年度第2回 英検1級過去問
Great Enrichment
パラグラフ1
第2文

勉強会(5期1回目)で取り組んだ難解だった文はこちらです。
文構造を確認していただける程度に単語を残しております。
( )には数語はいります。

While this may not sound (                ), many historian claim it was (                ), such as that which (                ) ,that permitted it to over take (                          ).

2023年第2回 英検1級過去問


訳例)このこと(=前の文の内容)は、繁栄につながる秘訣には聞こえないかもしれないが、多くの歴史家たちは、西ヨーロッパに 中国に存在していたような 支配的な帝国がなかったことこそが、西ヨーロッパが技術的に、そして経済的に世界の他の地域を打ち負かすことを可能にしたのだ、と主張している。

会の進め方

メンバーに順番に音読→訳出してもらいます。
どれがあたるかは始まってからのお楽しみ。
当該の文はとても複雑だったのですが、あたったメンバーはサラッと
見事にサラッと!訳しておりました。
(私の解説はいらんかったw)
メンバーが訳せた時も、複雑な文の場合は、文構造について確認しますのでご安心を。

詳しい考察

1文が長いですね。
主節と従属節を特定して文の骨組みを確認したいところです。
そしてthis, it, thatなどの意味や役割を確認。
コンマがたくさんついている時はコンマの役割も確認。
今回の文の骨組みは
While SV, SV 分裂文.

そして注目ポイントは
分裂文のit wasと that にはさまれた部分が長い上にややこしい!
です。
このややこしさのおかげで
・まず分裂文と気付けない。
・どのthatが分裂文のthatか特定できない。
・特定できたけれど that which の辺りでゴニョゴニョする。
ということが発生します。

そこで、文構造を確認します。
今回の文は、こちらのようになっていると思われます。

パラグラフ1  第2文

this =S
may not sound = カタマリでVとする
many historians = カタマリでSとする
claim =V
赤字の it was〜 that〜が分裂文です。
途中に入っているthat は代名詞。
そのthat を 関係代名詞のwhich以下で修飾しています。
such as の前後にコンマ。

この辺りを注意しながら読むと意味が分かって、スッキリ!

英検1級の文は時に長く複雑で
カタマリを捉えにくい時があります。
勉強会では
そういった文を読み解きながら
・全体の内容
・選択肢の検討
を確認していきます。

勉強会に興味のある方はこちらへ
*会費をいただいております

まとめ

1人で読んでいた時には気づかなかったことに
気づくこと多し。
私が「え!?」となることもままあります。
分からないことを分からないと言える会
主催者だって間違えるんですもの
それでいいじゃない。
でもテキトーに読んでりゃいいじゃない?
じゃない。
そんなやさしくて熱い会です。
お会いできるのを楽しみにしております。




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