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45歳で恋に堕ちて…

45歳で恋に落ちて
まず感じたのは

「この感覚20年ぶり!」
と言うこと( ´艸`)

恋に落ちると
相手のことばかり頭に浮かんで
妄想して
ニヤニヤして
妄想して
落胆して
仕事とか手につかず
そわそわ
うきうき
どよーん

鏡みて
「肌やば!髪やば!」
となって
鏡の前で化粧濃くしてみたり
服を着替えたり(自宅で無意味に)

感情の自己コントロールができなくなるんです。
よね。

私のことを死ぬほど好きと言ってた元夫から
暴力をふるわれ
夫は去って

男性と言う性に
あきらめきって

一生恋なんてしない
パートナーなんていらない
子どもたちがいれば十分
って
思っていたのに
子どもたちがどんどん巣立って
一人になり

またこうして
人を好きになるなんて
思わなかった。

しかもしかも
相手は何と
有名人でした…

私が45歳で恋に落ちた相手は…

自治体の議員さんでした

私の住んでる地域は田舎で
でも
議員さんなんて関わったこともない
政治とは無縁の人生でした

あるとき
下の子にトラブルが発生し
学校に行けなくなり
不登校に突入

困った私は
知り合いのママに相談しまくり
議員さんを紹介されました。

議員さんは親切丁寧に話を聞いてくれ
すぐに
対策をしてくれました
シンママの私が何を言っても
びくともしなかった教育委員会が
議員さんとともに
お願いに行くと
話しを聞いてくれ

子どもの環境改善につながることができたのです

その時の議員さんは
淡々として
用が済んだら
スグにどこかへ行き
それっきり…

私も気にもせずに
とにかく
子どもの問題が片付いて
ホッとしていました

ところが数か月後
私の子どもの
友だちのママが
似たような問題を抱えて
相談に来て
私はすぐに
「●●議員さんに相談するといいよ」

紹介しました

そして再び議員さんに連絡して
会う約束をしたら

その議員さん
なんと
「今日の夕方なら空いてますが来れますか?」
と、当日を指定…

ワタシに相談してきたママは
予定が合わず
私一人が行き
現状を代弁して伝えました

その後
子どもの置かれている学校現場の
環境改善についてなど
お話ししました

私が
学校が保護者の声を聞いてくれるために
どうすればいいのか
私たちは
何をすればいいのか

真剣に聞くと
議員さんは言いました

「あなたがたが何をしようが同じ。
何も変わりません。
大事なのは
【誰が隣にいるか】
です。
他の弱小の党員などと行っても無駄。
僕が横にいることが
最重要で
一番力を発揮するんです。」

大事なのは
【誰が隣にいるか】

議員さんは
結局日本の法律を決めていく立場の
自民党が
何よりも強く
弱者の声はかき消されて行くんだと
この世界の現実を
教えてくれました。

私は政治に興味がなく
子どもたちと毎日
わちゃわちゃ楽しく過ごしていられたら
それだけで
満足だった

けど
いざというとき
大切な子どもの大ピンチに

私は
この世界で
何の力もない
無力な母親だった

子どもたちは
「母ならば助けてくれる」
と信頼した目を向けてくれるのに
無力で
何もできない自分

そうか
この世界で力を持つということは
法律を決めて
敬意を集められる立場の人の
隣にいることなのだ

自分の無力を思い知り
議員さんの頼もしさを実感した

あっという間の3時間

気がついたら
胸が高鳴っていました

思い起こせば
夫と別れてこの8年
家事育児仕事に邁進してきて

関わる男性は
ほとんど
「誰かのパパ」
「誰かの夫」
ばかり

頭がよくて
独身で
カッコよくて
仕事ができる男性と
2人きりになるなんて
なかったからかもしれない

慣れない状況に
どきどきしてるだけで
スグに冷めると思ってたけど

次の日も
その次の日も
彼のことばかりぐるぐる考えてしまい
仕事も家事も手につかない…

なんてこった
「やだよ、政治家の嫁なんて無理」

別に求婚されてもないのに
困ってみたり(笑)

思い起こせば

仕事早い(←好み)
かっこいい(←好み)
頭の回転早い(←好み)
冗談が通じない
余計なこと言わない(←好み)
学歴だけ良い(←好み)
ネチネチしてる(←好み)
成人してるのに実家にいる
マイナーなスポーツが得意(←好み)
いつも時間に遅れてくる(←好み)
予定を指定するのが急で自分都合(←好み)

あれあれ
恋に落ちたフィルターがかかっているせいか
全部かっこよく見えてきた

なんなら
今までは「最悪」と思っていた
実家暮らしも

「じゃあ、家事前面引き受けられる私とぴったりじゃない?」
みたいに
前向きに考えちゃったり
しています。

ダメだ
この「恋愛フィルター」のせいで
正常な判断すらできなくなってる

ネチネチしてて
実家暮らしで
いい年して
独身とか
多分
ヤバい人(笑)なのに

しかし私は
この恋の沼に
どんどんのめりこんでいくのでした

そうだ
わかった
元夫が最悪な人だったんじゃなく

私の好みが
「ヤバい奴」なんだw

と気づいた45歳の夏

もう子どもも巣立つし
家で一人になって
ヤバい奴を囲いだしても
別に問題ないですもんね

とりあえず
おそらく人生最後の恋

行けるところまで
頑張ってみます。

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