私の好きなカバーソング(27)　「蕎麦屋」中島みゆき、斉藤和義、中村中

年越しそばを早く食べたくてこの曲です。

中島みゆき1980年のアルバム「生きていてもいいですか」収録。
自己嫌悪で落ち込んでるところに友人からそばでも食おうと電話があり、仕方なく蕎麦屋に出向きそばをすすりながら愚痴を聞く話です。唐辛子のかけすぎを注意したり、ラジオの大相撲中継がBGMだったり、情景がありありと浮かび、秀逸なドラマを観るような、染みまくる曲です。
失恋の痛みか世の理不尽を嘆きタクシーの中で泣く女にさりげなく寄り添う運転手を描く「タクシードライバー」に通じるものがあります。中島みゆきのこのテイストの曲、ちょっと暗めのところも含んで自分は大スキです。

斉藤和義さんのけっこうロックなカバーあります。蕎麦屋の中って感じではないですが、これはこれでカッコいいですね。

中村中さんのカバーは以前にBSのテレビで耳にしました。中島みゆき作品のカバーを特集した番組で、工藤静香さんらも出演してましたが生ギター弾き語りの中村中さんが印象的でした。