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リアル猫の恩返し〜猫に始まり猫に終わった旅

先日、湘南鵠沼海岸あたりに住む友人のところに遊びにいってきた。
その友人は、猫を1匹飼っている。その猫はグレーと白の毛並みで、グリーンの瞳がとても可愛い子だ。捨て猫だったのを、友人が引き取り7ヶ月くらい経った。この猫ちゃんは、この友人のことが大好きで、それがとても伝わってくる。

この猫ちゃんに会いにきたのは2回目。人見知りのツンデレ猫ちゃんだが、私には少し打ち解けてくれているようで撫でさせてくれる。嬉しい。

この旅は、3日間という時間だったが、猫の歓迎から始まった旅だった。
江ノ島での不思議なアンティークカフェにて。勝手にドアが開き、看板猫ちゃんが出迎えてくれた。魔女がいるような異空間の喫茶店だったが、結果そのカフェはとても素晴らしく、通いたいお店になった。

お出迎えしてくれた看板猫、タロちゃん。

サンセットの瞬間が素晴らしいレストランにも行ったのだが、その途中の空き地で見つけた猫たち。野原に猫猫猫!

見えない猫も含めて、野原に3匹もいる。

レストランがある島で見つけた黒猫。
散歩していたら出会った。

奥の細道で、うにゃうにゃ人間のようにおしゃべりしていた猫。

最終日は、友人の家の氏神様である鵠沼伏見稲荷神社へご挨拶に行った。少し小雨が降っており、私達以外には誰もいなかった。

手洗い舎のところで、何か奇妙なものを見つけ、龍の対面にいたから、小さい鯉の作り物かか何かかな?と思ったら、巨大なオタマジャクシのミイラだった。ウシガエルのオタマジャクシに違いないやつ。まるで巨大な煮干しに見えた。
友人と、「なにこれ、こわい〜〜〜!どうゆうこと〜笑笑」と話しながら、参拝に向かった。

神社の方へ歩いていくと、なんと猫さま!

私達を待っていたかのように、座っていた。

この神社で飼われている猫ちゃんだそうで、
私たちがきたら、“待ってました”と言っているかのように家の中に入っていった。
任務完了のような様子。

無事お参り終了。
帰りに、その友人の飼っている猫ちゃんと遊び、帰路についた。

無事、帰路についた訳だが、数時間後、別れた友人からLINEがきた。
どうやら別の友達から、
「ジブリのかなり前の作品だけど “猫の恩返し”見たことある?今あらためて見ると、よかったよ〜」と急に連絡がきたそうなのだ。友人と飼っている猫ちゃんのことを思い出し、連絡してきたそう。

“猫の恩返し”という映画名を聞き、ピンと思い浮かぶシーンがあった。主人公のハルが、猫の国の王子さまを助け、その恩返しに色々なプレゼントや貢ぎ物を猫の国から受ける。しかしその貢ぎ物の内容が、猫がもらって嬉しい、大量の猫じゃらしやネズミ。当然人間へのプレゼントとしては、ご遠慮しますという内容(笑)

この旅で、巨大なオタマジャクシミイラがなんであんなところに置いてあったのか、訳が分からなかったが、猫の恩返しだったんだなと繋がった。巨大な煮干しみたいなオタマジャクシは、猫にとったら大御馳走に違いない(笑)

友人が飼っているツンデレ猫ちゃんからの恩返しに違いないと感じた。

友人が、飼っている猫ちゃんに、
「気持ち嬉しかったよ、協力してくれた猫ちゃんたちにもお礼伝えといてね」と言うと
「ウンッ」と返事がきたそう。

「わかってるの?」と聞いたら
また「ウン」と返事。
尻尾をフリフリ気持ちよさそうに寝ていったそうだ。

猫ネットワークおそるべし。
猫は義理堅い生き物なんだと思う。
こうして愛情深く関わり、家族として包んでくれている友人への恩返し。

こんな形で旅のサプライズがあるとは思わなかった。終始、私たちをあちこちで見守り、サプライズを仕掛けるために奮闘していた猫さまたちがいたと思うと、なんとも不思議で感謝しなければならないなと思う。

リアル猫の恩返し。
猫から始まり、猫で終わった旅。
友人の飼っている猫さまへ、喜ぶ貢ぎ物を持参してまた会いにいかねばと思う。

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