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暴力による調教から抜け出す手段とは?

私たちは意外に、暴力、特に「精神的な暴力」によって、調教されていることがままあります。

ここで言う「精神的な暴力」とは、金銭や住居といった生活に必要なもの、あるいは(見かけ上の)愛情や責任といった要素を条件に、暴力者の条件を見えないかたちで押しつけられることを指します。

これには、いわゆる精神的DVも含まれています。精神的DVを振るう暴力者は、何も男性に限らず、女性から男性、そして女性から女性も含まれます。女性の中にも、意外なほどに暴力的な傾向を持つ人がいます。その場合、腕力ではなく、言語を使って相手を精神的にコントロールする暴力がまま見られます。

正直に明かしますと、私はかつて付き合っていた女性たち複数人から、断続的に精神的DVを受けていた経験があります。大学生の時初めて男女として付き合った女性はもちろん、40代になって付き合った女性からもです。

私が彼女らから受けた行為が精神的DVに当たるものである、と知ったのは、かなり後になって、仲間や専門家の指摘を受けてからでした。

指摘を元に、ふっと頭に浮かんできた疑問がありました。「私が過去付き合ってきた女性たちから私が受けた行為や言動には、不思議と同じ特徴がある」――。

これがスタートでした。その後私は、専門家らの助けを借りつつ、いわゆる「被ハラスメント体質」の克服に向けて、様々な取り組みを進めてきました。

■起点は家族関係にある

過去3年ほどにわたり様々な取り組みを進めた結果、いろいろなことが分かってきました。それらのポイントを挙げてみましょう。

①外側に現れる人間関係は、ほぼすべて家族関係の写像である

端的に言えば、「私の女性関係は、母親との関係性のコピー」でした。

しばしば家族心理学などでも同じ趣旨のことを指摘されていますが(女性の場合は父親との関係性のコピーなどと指摘されます)、私は40代も後半になってようやく、この真実を腹の底から理解しました。

過去のnote記事にも書いていますが、少年期の私はどうやら、母親から性的なハラスメントを受けていたようでした。そのうえで私が母親に反抗して怒ると「お前のせいだ」と逆ギレされていました。

つまり、私は母親から「お前は私(=女性)の道具だ」と役割を定義されたうえで、「反抗するな、お前のせいだから(女性が悪いわけではなくお前が全部悪い)」という調教を受けていたわけです。

こうしたコミュニケーションを「ダブルバインド」と呼ぶそうで、ハラッサーと呼ばれる人々が使う典型的な支配の手段です。また、こうしたダブルバインドの環境下に長く置かれていると、精神疾患などになるケースもあるようです。

加えて指摘しますと、性的なハラスメントは当然暴力であり、母子の間は明らかになりにくいがゆえに、非常に悪質です。また逆ギレも精神的な暴力の一種です。

ひるがえって見てみると、過去の私は見事に母親による暴力を伴う強烈な調教に沿った、その通りの人生を歩んできたようです――つまり、「お前は女性の道具だ。反抗するな。お前のせいだから」。

なお、脳機能科学者である苫米地英人博士の書籍を読むと分かりますが、暴力は極めて強烈な変性意識状態をつくり出します。その変性意識状態によるインプットは、まさに洗脳とも呼べる状況を意識内につくり出すため、なかなか逃れることができません。

②事実の認識には、カウンセリング、瞑想、ヒーリングが効く

私が一連の事実を認識するには、専門知識を備えた家族カウンセラーの助けが必要不可欠でした。カウンセラーの人たちには、本当に助けられました。

カウンセリングにはとても長い時間がかかりますし、もちろんカウンセラーだけではなく自分自身の強いモチベーションが欠かせません。私のモチベーションは「なぜこうも自分は女性関係で失敗ばかりで、後には何も残らないひどい状況に陥ってばかりなのだろう」という強烈な問題意識がありました。

しかし、不思議なもので、強烈な問題意識を持っていると、必要な助けは現れるものです。カウンセラーに関しましては相性などもありますので、どなたが最適かとお勧めすることはできませんが、真剣に取り組んでいるうちに、必要なカウンセリングを提供してくれるカウンセラーが現れるはずです。

また、私には瞑想、そしてヒーリングが不可欠でした。瞑想はいわゆる「メタ認知」の能力を高めてくれますし、また心身のリラクゼーションを促します。

ヒーリングは、過去の真実に向き合うための精神的体力の増強を促してくれます。私がお勧めなのは「DNAアクティベーション」や「エンソフィックレイキ」といった古来の形而上学に基づくヒーリングです。これらはその人が本来持ちうる可能性を開いていく、非常に重要なツールです。

私はこれを受け続けてきて、自分自身でその価値を実感してきました。そしてなんとヒーラーにもなったほどです。

③事実に直面すると、明らかに自己認識や周囲の世界が変わる

形而上学の教えでは「自分の内なる世界が外側に反映している」と説かれます。私は過去、自分自身が遭遇してきた家族の真実を直視し、そしてその起点となった自分自身の内面の真実に直面したところ、不思議なほどに、自己に対する認識や現実世界が変わってきました。これには本当に驚きました。

例えば私の場合、端的に表れたのは、「自分の中心」とも言えるものが認識できるようになったことでした。

私は過去からつい最近に至るまで、相手の挑発的な発言や行動に対してすぐにつられてしまう心のクセがありました。その結果、かっとしてうかつな発言をしたり、ときには怒鳴り散らしてしまうこともままあったのです。挑発してきた相手には、そうした私の発言や怒鳴り散らした行動を指摘され、ゆすりやたかりをうけることもあり、悔しい思いをしてきました。

ところが、先述のような、幼少期において私が母親から何をされていたのか、その精神的ハラスメント・性的ハラスメントの事実が見えてきてからは、この傾向がだいぶ寛解したのです。相手に何かを言われても「ああ、なんか言っているな」と風と受け流すことができるようになってきました。またあるいは、その場で何か理由を付けて席を立つなどしてしのいだ後に、二度と関係を持たないようにする、という思い切った行動が取れるようになってきたのです。

この「自分の中心」というのは、言語ではなんとも説明がしづらいのですが、「周囲の刺激に対してしなる竹のようなもの」と言えばいいでしょうか。こうしたものが確かに自分の中にあるというのが分かったのです。

私は若いときから揺るぎのない「自分の中心」を理解したくて、気功や瞑想のトレーニングをたくさん重ねてきました。なかなか先生たちの教えが体得できずに10年以上悩み続けてきたのですが、なんと、幼少期に母親から何をされてきたのかが見えてきた40代も後半になってから、急速に腹落ちしてきたのには、本当に驚きました。

また、私の「短気な性質」というのは、実は母親に押しつけられた虚構であることも分かりました。

確かに、元々の性質として感情的になりやすい傾向はなくもありません。ですが、10年以上も前に、あるヒーラーから「あなたはもともと忍耐強い人なのに、なぜそのように『自分は短気で根気がない』と自分を定義しているのかがよく分からない」と言われたことがずっと、気にかかっていました。

これも母親との関係性が理解できてから、ようやく多角的に見えてきたのです。性的なハラスメントを受けて侮辱的な扱いをされていて、それに対して怒るのは当然なのだ、ということが……。私の母親は、怒る子ども=つまり私に対して「お前のせいだ」とダブルバインドをかけることで、母親自身の性的なハラスメント行為を正当化、あるいは覆い隠してきたわけです。

■真実を知ることを助けるツール

暴力による調教、この真実を知るのは、かなりつらいものがあります。なにせ小さい頃に安全だと思っていた家庭が、まったく安全ではなかったということを直視することになるためです。

しかし、それを直視してこそ、見えてくるものがあります。それは自己という存在に対する絶対的な安心感です。

小さい頃に受けてきた暴力、そしてそれによる調教。そこから抜け出すに至ったツールを紹介してきました。いろいろな探索を経て、私自身がそのツールを人に提供できるヒーラーにまでなってしまいました。

私が提供できるツールは、私が一連のことに気付き克服するために使ったツールのごく一部に限られています。けれどもそれらのツールは、私が気づきと克服に至らせた、とても有用なものです。

ご相談に来られた方には、私自身の経験や人的ネットワークを通じて、いろいろな角度からのお手伝いができると思います。ぜひ、お声がけください。

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「真実の剣」のnote記事をご覧いただきありがとうございました。併せて、ぜひ、下記のヒーリングや瞑想ワークショップの情報もご覧ください。

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■あなたの一人の神としての特性を開く「DNAアクティベーション」

ここからは、私がもっとも重要なヒーリングと考えております「DNAアクティベーション」のことを説明します。

DNAアクティベーションでは、後頭部から背中上部にある、皮膚から上1cm~3cm程度の領域に対して専用のワンドでアクセスします。これにより、受ける人のエネルギーを活性化していきます(出所:MMSジャパン「DNAアクティベーション」ホームページ)

DNAアクティベーションは、伝統ある形而上学の学校が古来引き継いできた、最重要ツールの1つです。

かつては王族や神官など、限られた人にのみDNAアクティベーションの存在が明かされてきました。つまり、ごく一部の人物しか、このDNAアクティベーションの恩恵を受け取ることはできませんでした。

しかし、今は形而上学の学校・モダンミステリースクールが一般公開に踏み切ることにより、正式なトレーニングを受けて認められたヒーラーなら、施術ができるようになりました。これにより、市井で活躍するより多くの人々が、このDNAアクティベーションの恩恵を受けられるようになっています。

これを受けた人は、自らの潜在的な可能性が拓かれ、徐々に心の平和、心の豊かさ、さらには自らが望む人生を切り開くことができるようになるでしょう。

私がDNAアクティベーションを最初に受けたのは2005年9月のことでした。そしてDNAアクティベーションの施術法を最初に学んだのは、2009年でした。初めて学んでから10年以上もの月日が経過していますが、このヒーリングの威力については発見の連続です。

受けた人が備える可能性を最大限に開く、古来の叡智・DNAアクティベーション。このヒーリングの恩恵を、ぜひ、多くの人に受けていただきたいと思います。

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