予定は逆算して建てるべし!

はじめに

 え?当たり前?
 いや、まあ、わかってる人にとってはその通りで、貴方の達成できる予定の範疇で建てることが、貴方にとっての正解です。
 そのまま、今後も頑張ってください。

 ただ、目標を達成できない人は存在します。
 そんな貴方に一言、
「予定を建てる」ことが目的になっている
建てたけどその通りに進めないことがある
 こんなことって多くないですか?

それは、予定の建て方が悪いからです。

 どのような建て方が良いのか、どうするのか、見ていきましょう。
 目標を達成するための、予定の建て方について、参考になれば幸いです。


予定とは目標を達成するためにある

 予定の建て方についての記事ですが、これを間違えては元も子もありません。
 すべては「目標を達成する」ためにあるのです。 
 最終的に目標が達成できていれば、予定なんていりません
 「スケジュールを提出しなさい」とか「日程表を出しなさい」とか言われる場面はあるかと思いますが、予定がなくても確実に出来る方は、予定を作る必要はありません。
 適当に必要そうな手順を書き出して、1週間毎に配置した物でも渡してしまいましょう。

手順例

 必要そうな手順が思いつかない場合、以下から適当に抜粋してください。
・準備     ・○○作成(企画書、仕様書、プロット等)
・書類作成   ・試作
・テスト(試験)・○○着手(試験機作成、実機作成、サンプル作成等)
・○○完成    ・確認
・予備日    ・納品
※○○の内容は適宜編集して使用してください。

 分からない予定を無理やり建てるなら、その時間を作業に回した方が効率が良くなってしまいます。
 まあ「案ずるより産むが易し」とも言いますから「予定を建てるくらいなら作業しましょう」という考え方も、一つの正しい方法です。


タスクを書き出そう

 タスクを書き出す前に、目の前にはカレンダーや日付を書く用紙が置いてあるのではないでしょうか?
 ひとまずそれは横に置き、メモが出来るものを用意してください。

 さて、予定を建てるにあたって何が必要でしょうか?
 「項目」ですね。
 つまりは、タスクです。
 とりあえず、書き出して、何が必要なのか、どんなことをするのか、明確にしておきましょう。
 手順をイメージ出来る方も、予定を書くなら書き出しておきましょう。
 手順の抜けがないか確認出来る上に、逆算するために必要になります。


 できましたか?
 書き出す項目が分からない場合は、「手順例」を参考にしてください。

必須な期間を考えよう

 この工程で大切なのは必要な期間ではなく、必須な期間です。
 なにか作るときに「〇時間放置」や「○○が来ないと進まない」という場面があります。
 前者は「必ず一定の時間が必要な工程」になるため、タスクの隣にでも書いておきましょう。逆算するにあたって、重要な目安になります。
 後者は他の人が関わるため、事前に確認し、それ以外の作業を進めましょう。雑談も交えて相手へ連絡することで、日程からズレる場合が減ります。適度に連絡してあげましょう。


 必須な期間はわかりましたか?
 わからない場合は、簡略化した動作で時間を計ってみましょう。

逆算して考えよう

 さて、ようやくカレンダーを使用します。

1.締め切り日を記入しましょう。
 よくあるやつですね。

2.バッファ、つまり予備の日程を組み込みましょう。
 これが仮の締め切り日となります。仮〆としておきましょう。
 締め切り日から1週間程度前が目安です。
 1週間では長い、短いという場合は、全体日数の1割程度を目安に設定してください。
 ミスや予想以上に時間がかかった場合には、その日程へずれ込みます。

3.必須な期間を記入しましょう。
 大まかな場所に必須な期間を配置しましょう。
 大まかな場所が曖昧でわからない場合は、
「仮〆までの残り日数」-「必須な期間」=「タスクで使える期間」
「タスクで使える期間」÷「タスク数+2」=「1タスク辺りの目安期間」
と考え、タスクの順番から数えてください。

4.最後のタスクから順に記入しましょう。
 仮〆を基準に、終わり側のタスクから記入していきましょう。
 時間の目安は「1タスク辺りの目安期間」ですが、いらない場合は減らしてください。
 最後になればなるほど時間がかかる上に、重要度が高くなることが多いため、最後から順にやっていきましょう。
 順当に割り振ることができた場合は、これで終わる場合があります。
 これ以上は補足として場合ごとに解説します。

補足1.必須な期間との間に空白ができてしまった場合
 「1タスク辺りの目安期間」まで、必須な期間のタスクとして組み込みましょう。
 それでも余る場合は、必須な期間を設定したタスクをずらしましょう。

補足2.割り振ったら余った。空白が出来た。
 おめでとうございます。理想的な余裕を持ったスケジュールです。
 タスクの間に休みを入れたり、1タスク辺りの目安期間を増やしたり、
 簡単にずらせるカレンダーなら全て前倒しにして、予備日程を増やしましょう。
 残った期間は自由に使えます。

補足3.タスクが入りきらない。
 タスクでもっと短くても大丈夫な場所はありませんか?
 ない場合は予備日程消して組みなおしてみましょう。
 それでも足りない場合は、仕事を外へ割り振る、締め切りを伸ばす、といった対応を行いましょう。
 早めに連絡を行えば、対応してくれる場合が多いです。

結論

  1. タスクを書き出そう

  2. 必須な期間を考えよう

  3. 逆算して考えよう

この3項目で、君もタスクマスターだ!


最後に一言

「中途半端な予定を建てるくらいなら、建てずに手を動かせ!」

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?