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食料危機は「自分事」…特に東京、大阪の人。対策取ってる?

最近の物価高

「落ち着いてきたな~」なんて、安心していられませんよ。小康状態の今、対策を練っておかないと。特に「大都市圏」にお住まいの方。大丈夫ですか?

……という本が出版されました。

国民は知らない「食料危機」と「財務省」の不適切な関係

この本の内容は、コチラで⬇️詳しく紹介されています

この本は「私が言いたいこと、キレイにまとまってるわ~」……ってのか、私はお二人の本を読んでいるので、同じ考え方になっています😅

ココでは、そんな「本の内容」「私のブログ」を合わせてご紹介しますね。



「みんな37%」ではありません

日本の食料自給率は「37%」ってことになっていますが……それ、本当に信じていますか?

たとえば、私がお世話になっている「牛尾農園」

化学肥料・農薬は使っていません。けれども……

  • 石油由来の農業資材

  • トラクターの燃料

  • 鶏のひな

こういうモノは「輸入品」

だから、消費者の考えが及ばない「農業資材の原材料」まで入れると、食料自給率はもっと下がるんです。

あと「市販のタネ」。裏に表示されている「タネの原産国」をチェックしてください。日本の伝統野菜だけど「海外産」ばかりじゃないですか?

だから、

また、米の種は現状輸入していませんが、将来的に輸入に切り替えられる可能性はある。もし、米の種まで止まってしまうと仮定すると、日本の真の自給率はカロリーベースで9.2パーセントに下がる。37パーセントどころのさわぎじゃないんですよ。

『国民は知らない「食料危機」と「不適切な関係』 講談社+α新書 P78 

さらに、

食料自給率が37パーセントはあるから、まぁ4割は食えるはずだ、東京に住んでいる自分たちは、その4割に入っているはずだと、そう思っているんじゃないか。
 でも、実際はそうじゃないんですよ。(略)食料の作り手である農家は、食料危機になっても100パーセント食えるんです。当たり前ですよね。(略)
 ただそうすると、都会の人に食料が回る分は、37パーセントじゃなくなる。もっと減って、都会の人は食うものがなくなるんです。

『国民は知らない「食料危機」と「不適切な関係』 講談社+α新書 P16

って、自覚していますか?


だから、何かあれば都会の人は

  • 残留農薬・添加物だらけで長期保存がきく「超加工品」

  • 政府が提供する「コオロギ」

そういう「誰も食べないモノ」を食べ、飢えをしのぐことに😱


そうなるのがイヤだから……森永さんは、こんな対策を取っています。


「トカイナカ」に住む

都心からちょっと離れた「地価・物価が安い地方」に住み、自分で食べる野菜を育てながら暮らす。

そんな「マイクロ農業生活」を始めたんですね~

これで「自家採種」できれば、食べ物に不自由なし……それだけで、かなり気楽になります。


巨大企業に依存すると、飢える

私も思うんです。

調理に「電気」を使うって事は「電力会社」「家電製品企業」に依存し続けるって事。さらに「家電製品」はプラスチックの塊。プラスチックの原材料は「石油」だなぁ……

だから、電気を使わず「ガス調理」

ガスでできれば「薪」「炭」でも応用可能ですよ👍

やっぱり「巨大企業に依存した生活」は、避けたいんですよね~😑



地産地消ならぬ「自産自消」

「自産自消」「自給自足」みたいなモノですね。食べ物は、自分で作って、自分で食べるのが安心・安全

さらに、

ホント、この通りなんです🤣

私の実家は「自然農の農家」ですが、同じこと言ってますよ。これからは「友産友消」だって。


そういう「生産者の想い」を、森永さんがまとめています⬇️

「助け合いができない人」は次の時代に詰む

農業は、一人ではできません。作物って「同じ畑」でも、「水はけ」が違えば出来が違う。だから、用水路を整備したり、暗渠を埋設したり……

いろんな「共同作業」があるんです。

ただ、そういうのを嫌がって「おカネで解決」してきたのが「現代社会」……だから今は「助け合わず、おカネで解決する時代」です。

今後、その時代が壊れ「助け合いができない人は、生きていけない時代」が来ますよ~

労働者になる以外に稼ぐ手段がない人は今後危険だと思う。税金と社会保険料がどんどん上がっていきますから。そうなると、これまでの暮らしを維持するために、働く時間を余計に増やさなければならなくなる。

『国民は知らない「食料危機」と「不適切な関係』 講談社+α新書 P53

森永先生のように自分でもある程度の量を作りつつ、実家とか、ご近所の方とか、いろんな所にルートを持っていれば、食料の心配はありませんね。「自由な暮らし」も確保できる。

『国民は知らない「食料危機」と「不適切な関係』 講談社+α新書 P103

それと同じことを言っているのが、この本。

グローバル企業に都合が良い「The 消費者」「The 労働者」に仕立て上げられ、どんどん早く回る歯車の中で死にそうになっていませんか?

この本には、そんな歯車から「計画的に抜け出る一例」が示されています😊


「米中心の生活」に戻す

あと、食生活を「米食」に戻すのも大切。

日本人の食生活を米食中心に戻せば、それだけで食料自給率が63パーセントまで上昇するというレポートを農水省が2006年に出しています。ただ、そのレポートがもうネット上に存在しないんですよ。あまりに不都合な情報なので、抹殺されたのかもしれない。日本人には輸入に頼ってもらわないと、巨大企業がもうけられない。そのために日本の農業を縮小したいわけですから。

『国民は知らない「食料危機」と「不適切な関係』 講談社+α新書 P91

戦後、「小麦」「脱脂粉乳」が日本に入ってきたのは、アメリカの余剰農産物処分のため。

この小麦粉には、善玉菌を殺す「グリホサート」が残留していますよ~

だから「国産米食」は、理にかなっているんです。


農業したことない人による「農政」

また「食料危機時の対策法案、概要判明」という報道

この内容が……

コメ、小麦、大豆などが不足する食料危機時に政府が供給目標を設定。農家に増産計画の届け出を指示できるとし、従わない場合は20万円以下の罰金を科す。

農家に増産指示、罰金も 食料危機時の対策法案、概要判明 より

お役人さんは、命令すれば「コメ、小麦、大豆ができる」と思っているらしい🤪🤪🤪

この法律、イマイチ理解できないのですが……

 具体的には、ふだんは花を作っている農家に対して、サツマイモを植え、供出するよう命じる法律

『国民は知らない「食料危機」と「不適切な関係』 講談社+α新書 P155

えー💦

なぜ、こんな法案になったかと言うと……

 なぜそんな法案が進んでいるのかというと、ある委員が、国内生産を増やすのは非効率だからと主張したらしい。食料自給率の向上を目標にすると、生産を増やすためにバラマキを行い、非効率な経営を保護することになるが、それはおかしい、金もかかると主張したようだ。

『国民は知らない「食料危機」と「不適切な関係』 講談社+α新書 P155

この「ある委員」は、カネを食って生きているんでしょうね😑



自分で考え、行動しよう

こんな感じで、いろんな本を読んで考えて、自分の生活を見直してみては?食料危機が来てからでは、対策取れませんからね。

今ですよ。


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