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米国・シンガポールのレストランが、こっそり「培養肉提供を停止」していた

最新の科学技術を使って、食べ物をつくり出す「フードテック」。その代表のひとつが「培養肉」

現在培養肉が認められている国は「米国」「シンガポール」だけ。その二か国で「イート・ジャスト」「アップサイド・フーズ」が培養肉を供給していたのですが……


二社とも「提供を停止」したそうです。

その理由の一つが……

「使い捨てプラスチック」を大量に使うから

培養肉を提供していたレストラン「Bar Crenn」のHPを見ると……

ココのレストランは「プラスチックフリー宣言」をしているんですね~

それなのに、

2023年9月、『WIRED』の調査で、アップサイド社がバー・クレン社と提携して鶏肉を生産する際に大量の使い捨てプラスチックが必要だったことが明らかになった。

wired You Can’t Buy Lab-Grown Meat Even If You Wanted To  より 2024/2/17一部翻訳して抜粋

どうして「大量の使い捨てプラスチックが必要」かというと……

培養肉を作るために「細胞」を大量に培養します。その細胞には、動物みたいな「抵抗力」がありません。だから、細胞を培養するときは「無菌」の環境で「高純度な薬品」が必須です。

つまり、薬品・培養液・その調整室・培養など……すべて「無菌」「無毒」。変なモノが混じったら大変なので「使い捨てプラスチック」を大量に使う、という訳。

みなさん、これが「グリーンウォッシュ」って言うんですよ~🤪


おまけに、細胞培養には電気もたくさん使います。

昔々、私も実験に使う細胞を培養していましたからね、そこら辺の事情はよく分かりますよ~。


さらに、アップサイド・フーズにはビル・ゲイツが出資しています。

つまり……

自分で食べ物を作るな。すべてグローバル企業から買え。我々の家畜になれ!

ってことですよ。


それを「持続可能」「サステナブル」と売り出す愚。その結果「供給停止」……理由を明言できないって所に、

「持続可能」は建前。本音は「特許を取った技術で流行を作り、カネ儲けしたかった」です~🤣


というのが、透けて見えませんか?


小さな農家を悪者にする「大資本家」

肉が「温暖化・環境破壊の原因」ってのも、その「集約的な飼育方法」「加工の仕方」「食料供給網の偏り」など「効率重視の資本家が作り出した構造」が問題なだけ。

小さな農家が

  • 人間が食べられない牧草を食べて、美味しい牛乳・肉を提供してくれる牛

  • 残飯・野菜くずで美味しく育ってくれる豚

  • 畑の虫を食べ、継続的に卵を産んでくれる鶏

こんな感じで家畜と共存しているのを、「それが温暖化の原因だ!」プライベートジェットを乗り回している人に言われてもねぇ🤪


イタリアでは「培養肉」「植物由来なのに肉と名乗る」のは禁止の方向

食は「カネ儲けの材料」市民は「家畜」と思っている「大資本家」と、彼らが出資している「グローバル企業」「スタートアップ企業」に、はっきり「それは違う」と言ったわけですよ。

コレが普通じゃないですかねぇ😑


温室効果ガス排出 主犯は「米軍」

ちなみに「堤未果のショック・ドクトリン」には

世界で最も温室効果ガスを出しているのは各国の軍隊。ダントツの1位は、脱炭素政策の旗振り役であるアメリカの国防総省です。空軍の燃料費だけで年間50億ドルですから、推して知るべしですね。

堤未果のショック・ドクトリン 幻冬舎新書 P272

「地球温暖化」と騒いでいる奴が、もっとも「温室効果ガスを排出している」……テレビの報道見ていたら、戦闘機や弾薬がビュンビュン飛び交っています。そりゃ、化石燃料も大量に使うわけですよ~🤪


だから「培養肉」……大阪万博で出すみたいですけど

培養肉も、万博も……

素朴な疑問をほじくり返して色んな方面から見ると、色んな「グリーンウォッシュ」が見つけられるかも。

それなら「大阪万博も楽しめる」かもしれませんね~🤣



【追伸】

サムネイルにある「遺伝子組み換えで赤くして」というのは

細胞だけじゃ「肉のような色」にならないので、「生なら赤、焼いたら茶色」の色素を「遺伝子組み換え微生物」で大量生産しているんです。

現在、それをスピルリナで代用しようとしていますが……

これ、結構なお値段ですよ~

スピルリナは「特別な環境下」じゃないと培養できませんから、ここら辺もほじくり返し甲斐がありそうです🤣

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