人間関係を良好にするたったひとつの方法
もともと僕は人と交わるのが苦手で、なかなか自分から話しかけることができず、容易に知り合いを作ることができないかったんです。
なので、初めてのところに行くのが恐怖でしかない。
入学、クラス替え、部活動の入部、就職、出張など、とにかく知らない人のいるところに行くのが怖すぎて、超ストレスなんです。
ん?
今、気づいたんですが、この文章を書いている目の前にペットボトルの水があります。
ペットボトルには、「いろはす」と書かれたラベルが貼ってあります。
もし、このラベルが無かったらどうでしょう?
僕はこのペットボトルの水を飲むだろうか??
多分飲まない…
このペットボトルは、ラベルがあることによって
「私は安全な水です!」
と謳っているんですよね。
もしラベルが無かったとしたら、「本当に水なのか?」「飲んでも大丈夫なのか?」「誰かの飲み残しなのか?」など、様々な疑いの念が湧いてきて、「飲むのやめとこ」ってなると思うんです。
つまり、自分が誰なのかということを明らかにしないと、人は警戒して近寄ってはこないということなんです。
では、自分は何者なのか!を明らかにするとはどういうことか…というと、それが
自己開示
なんです。
この図を見てください。
「ジョハリの窓」っていうんですが…
開放の窓は、自分のことを自分も分かっており、他人も分かってくれている領域
盲点の窓は、自分のことについて自分には分からないが、他人は分かってくれている領域
秘密の窓は、自分のことを自分では分かっているが、他人は分かっていない領域
未知の窓は、自分のことで、自分も他人も分からない領域
はじめてのコミュニティでは、「開放の窓」はほとんどない状態ですよね。
もしかしたら、「未知の窓」が圧倒的かもしれないし、そのグループの性質によって初めはそれぞれ違うはずです。
それがだんだんと「開放の窓」を広げていくことで、そのコミュニティでの居心地がよくなってくるわけですよね。
では、どうやって開放の窓を広げるのか。
それは、二つの方法があります。
ひとつは、「秘密の窓」を小さくすること。
まさに「自己開示」です。
自分のラベルを明示し、知らない人に向けて自分を知ってもらうこと。
二つ目は、「盲点の窓」を小さくすること。
自分が知らない相手のことを知ろうと努めることです。
この二つは、返報性の法則によって自動的に連動していきます。
つまり、自分のことを開示すれば、相手は、そのお返しとして自己開示しなければならない意識が働くからです。
そうして、必然的に「未知の窓」も小さくなり、「開放の窓」が大きくなっていくというわけです。
あったりまえといえば、当たり前の話ですが、これが自己開示のロジックです。
人の悩みや苦しみのほとんどは、人間関係によるものと言われています。
つまり、自己開示こそが悩み解決のキーポイントなんです。
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