同調圧力に負けない組織マネジメント
今の時代、改めて「同調圧力」という言葉がフォーカスされたこともなかったように思います。
日本特有の傾向とも思えるんですが、特に会社の中ではこの「同調圧力」が多く存在していました。
これは、僕は非常にナンセンスかつ深刻な課題だと思っています。
私たちは、みんな自分に自信をもって、他人に流されないブレない自分軸を持つべきだ!
などといえるほど、強い人間ばかりではありませんし、それを期待した運営には無理があります。
例えば会議で、ある意見に対して賛成・反対の採決をする際、順番に意見を聞いていくと、「反対」「反対」「反対」と連続で続いたとすると、その次に自分が意見を言う場合、たとえあなたは「賛成」だと思っていても、「賛成」だと言えるでしょうか…
これはかなり勇気がいることで、そう考えると集団での意思決定というのは、非常に不確実性があるといえます。
では、どうすればいいのか。
僕はこうすればいいと思うんです。
事前に自分の答えや考えを紙に書いておく
が正解だと思います。
こうすることで「同調圧力」の影響を回避できます。
もし、事前に準備することができない状況であれば、その会議の場で、
「今から自分の意見を紙に書いてください」
という時間をとればいいんです。
そして、それを読み上げてもらうなり、ファシリテーターに読んでもらうことにする。
これなら、緊張で言いたいことが言えなかった、同調圧力に負けて、言いたいことと反対のことを言ってしまった…
ということはなくなります。
いかがですか?
会議って、だいたい声のでかい人の意見が優先されて、通過しませんか?
これは、意見ではなく圧力です。
どうも討論とは、口喧嘩のことだと勘違いされている方が多いようです。
大事な組織の舵取りをそんなくだらないことで間違わないようにしたいものです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?