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#61 進撃の巨人が終わっちゃったハナシ

 10年以上の連載、全34巻刊行され、国内だけでなく世界中に多くのファンを抱える別マガの大人気作品「進撃の巨人」が終わった。連載自体は今年の4月に終了していたのだが、私は別マガを定期購読していない勢なので、6月9日発売の最終巻でじっくり堪能させてもらった。深夜コンビニに行ったらレジ横にあったので、酒と一緒にカゴに入れてやった。支払いはiDで。

 「進撃の巨人」を読み始めたきっかけは偶然だった。たしか小学6年生くらいの時に1巻が出ていたと、なんとなく記憶している。当時のショタシノヘの楽しみは、父親に連れられて本屋に行くことだった。一人っ子であることと、両親ともに活字中毒かつマンガを愛好していたこともあり、ショタノヘが欲しいなって思った書籍類はある程度買って貰えていたので。
 そんなある日、いつものように本屋に出向いたショタノヘは、決して上手いとは言えないし、結構インパクトのある一冊のマンガに心を奪われた。それこそが、後にマンガ史に名を残す稀代の名作「進撃の巨人」の1巻だった。

 当時の私は携帯など持っているはずもなく、PCの使い方もよく分かっていなかったため、インターネットに触れることなどほとんどなかった。なので、別冊少年マガジンに第1話が掲載され、一部界隈で徐々に話題となりつつあった進撃の存在など知る由もなかった。
 ショタノヘが進撃から目を離せなかった理由はただ一つ、今も変わらぬ表紙の情報のみだ。内容はわからないが、なんとなく面白そうというマンガ愛好家特有の表紙買いを、なんと私はショタの時点で行っていたのだ!どうやら私は、世界の広さも露知らないハナ垂れ小僧の時分で、既に二次元の住人だったらしい。

 父親ことパパノヘに、「これ面白いと思う?」と聞いた。青年マンガ大好きおじさんのパパノヘが「面白いんじゃない?」と根拠のない、経験と感覚のみで返した言葉が決めてとなり、進撃はシノヘ家の一員となった。まさか、10年以上前に衝動買いした作品をこの年まで夢中になりながら読むなんて当時からすると想像出来なかったし、その作品が全世界を巻き込むほどの作品になるなんてもっと想像出来ないし、まして巨人対人間のアクション系だと思ったら、政治や宗教、生命について言及する壮大な物語となるなんてあり得ない話だ。

 突飛な作風で、読む人を選ぶタイプの作品だと思っていたら、様々な世代や国を飛び越えて愛され、最終的に綺麗に風呂敷を畳んだという非常に稀な作品だった。初連載作品でここまでヒットさせた諫山先生にはゆっくり休んでもらって、また気が向いたら新しい作品を描いてもらいたい。
 あと、個人的には進撃にハマった人達に「マブラヴ オルタネイティヴ」をプレイして欲しい。なんで?と思う人は「進撃 マブラヴ」でググって。その流れで「マブラヴ」も。

 ちなみに、パパノヘは「進撃の巨人」を途中までしか読んでいない。全巻私が持っているので、多分獣の巨人が暴れ回るとこくらいで止まっていると思う。ドンマイ!

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