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#Day002 日々の生きづらさ〜元気のベールを纏うこと〜

僕は8月の末から3ヶ月間休職をして、その間に、脳に電気刺激を与えるという、メンタル疾患向けの電気治療を行ないました。

それでしばらくの間は調子が良かったのですが、ここ最近はまた気分の波、体調の波が激しくなってしまっています。

上司には「休職前よりも笑顔が増えたね」や「休職前よりも会話のレスポンスが良くなったね」と言ってもらえているのですが、正直最近はその自信がないです。

むしろ一度そう言ってもらったことで「元気になった自分」を演じなければいけないような気がしてしまって、たまに苦痛に感じることもあります。

特に僕の抱える双極性障害というメンタル疾患は、気分の波が人より激しく出てしまう病気で、うつ病のように無気力で何もできなくなったり、ネガティブなことばかり考えてしまったりするようなうつ状態が来たかと思えば、今度はその真逆で異常にテンションが高く、奔放になってしまう躁状態と呼ばれる状態になります。

この波があるので、特に躁状態の時は自分でも他人からも「元気がある」と受け止められることが多いのですが、実際は脳の神経伝達物質が異常に分泌されて“ハイ”になっているだけなので、「病的な元気」な訳です。

なので、なるべく波を一定にして、元気がある躁の時にも頑張りすぎないで、毎日を過ごすことが重要になってきます。

毎日を60〜70%程度の力で過ごすことが自分の体調を安定させることに直結するので、仕事も、このnoteも、YouTubeも全部60〜70%の力で向かい合っています。
ついつい90〜100%で向き合ってしまうと、1、2日なら済むかもしれませんが、数日以上続けたら必ず反動が来てしまいます。

こういった理由から、これからは無理してまで笑顔で上司と会話しなくても良いかな〜と思っています。
会社、特に今の部署には自分の病気をオープンにしているので、素直に「最近は元気がありません」と言ってしまおうかと。

その方が、お互いにとってやりやすい関係が築けるのではないかと思います。
上司にも「あ、この子は今、結構しんどい状況で働いているんだな」と分かってもらうことができますし、僕は僕で、うつっぽい時に無理をして頑張る必要がなくなります。

とにかく辛い状況、自分の状態を言語化してみる、そしてそれを相手に伝えてみる。
それによって、自分を「元気」のベールで取り繕うこともなくなります。

他人に見せている自分と本当の自分のギャップに苦しんでいる人は、一度自分を言語化してみるのも良いですよ。

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