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#Day061 日々の生きづらさ〜他人の心が分からない〜

僕は仕事で、Webメディアに載せる記事を制作している。

今回、記事を大量に作るプロジェクトが始まり、そこに僕も合流することになった。

そのプロジェクトの目標は「Chat GPTを上手く使って記事を作っていこう!」というものだった。

僕は「なるほど、AIをガンガン活用していけば良いんだな」と解釈した。

そして、実際に記事の構成を作り始め、参考になるURLを拾ってきては、Chat GPTに投げて、指示を出し、記事の構成案を作らせた。

流石にそれだとかなり味気なく、要素が足りなさすぎるので、自分でも加筆して調整した。

それを上司にチェックしてもらったら、ほとんど全てに修正指示が入り、結局、Chat GPTで作った構成案の原型はなくなっていた。

それでも、なんとか自分の力で修正し、再度チェックをお願いしたが、今度は「読者の目線が欠けている」とのこと。

僕は他人の考えていることに対して、恐らく普通の人よりも想像するのが下手だと思う。

分からないというよりは、「〇〇と思われていたらどうしよう…」と変に怯えているところもある。

そんな僕が読者目線で記事を書けるのだろうか。

何かブランド的なメッセージを発信するような記事や文章を作るのはある程度得意かな、と思っているが、読者目線に立ち、何かの行動を喚起するような記事を作ることには自信がない。(僕の会社の場合は企業への応募)

一方、同期の子が構成案をひとつ完成させてSlack上で評価されていた。

「AIに頼るだけではなく、自分で様々なサイトや資料に目を通し、読者の目線にも立って、たくさん手を動かして作ってくれました。素晴らしい!」

といった内容だった。

その文章を見た時、僕は2つのことを思った。

「AIを使って効率よく進めるのがこのプロジェクトの目的じゃないの?」

「これは間接的に、AIを最大限活用しようとしていた自分を戒めているのではないか?」

まあ、どちらも考えすぎなのかもしれないが、ちょっとモヤモヤしてしまった。

どのように仕事をしていくのが正解なのだろうか。

僕は医師との判断で残業ができない。

なので、AIに任せられるところは任せてしまい、スピード重視でガンガン作っていこうとしていたし、プロジェクトの目的もそうだと思っていた。

そんな中、他人の気持ちが想像できない僕が記事を書き上げることができるのか?

ちょっと自信を失くしてしまった木曜日の夜だった。

それでは、今回はこの辺で。

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