見出し画像

#Day019 日々の生きづらさ〜弱みをさらけ出すこと〜

簡単に自己紹介します。

僕は2016年の大学1年生の時に、ストレスなどが原因で「適応障害」と診断されました。

具体的な症状としては、
・急にイライラしたり、悲しくなったりする
・訳もなく涙が溢れてくる
・死にたい気持ちになる
・体力、気力の両方がとにかく疲れやすい
・自律神経が乱れている

こういった状況に陥り、薬を飲んで、大学の授業も休みながらではあったのですが通っていました。
この時、最も辛かったのは、家族の理解を得るまでかなりの時間とエネルギーを要したことです。

特に父親は「昭和!」といったタイプだったので、最初は「甘えているだけだろう」とか「気のもちようだ」「周りにはもっと辛い人がいる」などと言っていました。(今ではかなり勉強してくれて、父母ともに一番親身になってくれています)

このように学校やバイトでストレスを抱え、唯一安げるはずの家庭でも落ち着かないとなると逃げ場がなく、心理的安全性も確保できません。

それを薬や大学のカウンセラーなどで抑えながら、家族や親友以外には病気のことを隠して大学生活を送っていました。

2019年、就活が案外サクッと終わってしまい、調子も良い年だったので楽しく大学4年生の1年間を過ごしました。
この時も、特段ひどい症状は出ていなかったので、周囲に打ち明けることは少なかったです。

そして2020年、コロナ禍と同時に僕の社会人生活が始まりました。

リモートワークで研修を受けたと思ったら、案外すぐに出社に戻り、毎朝決まった時間に起きて満員電車に揺られながら通勤し、8時間勤務する生活でした。

この、“当たり前なこと”が僕にとってはかなり苦しかったです。

満員電車の中で立ち続ける体力はないですし、乗っているだけでクラクラしたり動悸がします。
また、オフィスに着いてからも、電話が至る所で鳴っているので、その音が頭に響いて反響してしまうような感覚に陥ったり、集中力が削がれたりしました。
同期や先輩ともどのようなコミュニケーションを取れば良いのかわからず、完全に聞き役に回っていました。

社会人3ヶ月目で早くも限界が来てしまい、業務時間中に何も覚えられなくなったり、雑用ですらこなせなくなったり、挙げ句の果てには「死にたい」とすら思い涙を流すようになりました。

この時に診断名が「適応障害」から「うつ病」になりました。

そこで、人生初めての休職をしてみました。
詳しくはこちらのnoteにまとめているので、よかったら読んでください。

ただ、この休職の時は同僚や上司に自分の病気や体調のことについて細かく伝えて、復職後にどのような働き方が合っているのか、一緒に考えてくれました。

多くの人が僕の状態を理解して、無理のない範囲で頑張れる環境を作ってくれていることに感動しました。

弱みを隠して、急にパンクして限界が来てしまうよりも、あらかじめ弱みをさらけ出しておくことで、相手もそれを考慮した仕事の割り振りを行うようになるのだと思います。

この休職をきっかけに、メンタルヘルスについての発信を増やすようにしました。

中にはメンタルの問題について誤解していたり、気に食わない人もいるかもしれませんし、実際に付き合いが希薄になった人もいます。

しかし、その分、自分のことを分かってくれる、分かろうとしてくれる人に囲まれたハッピーな環境を作ることができました。

今の会社では新卒の会社の時よりもさらに深く自分の状態を説明し、上司やリーダーもかなり親身になって仕事を振ってもらっています。

このように、自分の得意なこと、強みだけでなく、苦手なこと、弱みも見せていくことで、居心地の良い環境を作ることができるかもしれません。

まずは身近な人から打ち明けてみてはいかがですか?

少し長くなりましたが、今回はこの辺で。

この記事が参加している募集

#自己紹介

231,424件

自分の生み出したもので生きていきたい。幼い頃からそう想って今も生きています。これからも創ることが喜びでいられるように、いただいたお金を使おうと思います。