#Day053 日々の生きづらさ〜双極性障害について〜
僕には決定的な弱みがある。
双極性障害だ。
双極性障害とは何かというと、気分が落ち込むうつ状態と、真逆に、気分が異常に高揚する躁状態を繰り返すメンタル疾患だ。
心の不調に気づいたのは大学1年の夏頃で、その時は大学という環境に上手く馴染めず、心療内科を受診した際にも「適応障害」ではないかと診断された。
その後、回復傾向にあり、大学3、4年生あたりは比較的元気で、就職活動もしっかりと行えた。
しかし、新卒入社した会社で一気に体調を崩し、入社3ヶ月で休職となった。
その時に診断名が「うつ病」に変わった。
復職した後も再び体調不良に陥って、また休職。
そのままの流れで、会社を辞めることになった。
それから転職活動を行い、何十社も落ちて、なんとか今の会社に引っかかった。
フルリモートで働いていたので、苦手な「ざわざわした環境」からも離れることができ、快適に仕事ができていた。
「これなら続けられるかも…!」
そう思っていたが、今度は上司と馬が合わなかった。
そのせいで部署異動を2回行い、今の部署に移った。
そこでは、上司や部長に自分の体調のことをありのままに話して、理解してもらった上で働かせてもらうことになった。
今度こそ続けられると思った。
しかし、また体調に変化が訪れた。
思い切り集中できる日と、ベッドから起き上がるのもしんどい日が繰り返し、仕事も毎週1日は休むようになった。
いつの間にか手持ちの有給もなくなり、騙し騙し働いていたが、流石に限界だと感じ、この会社でも休職することになった。
この時、再び診断名が変わった。
「双極性障害」だ。
病院の先生と今までの体調の変遷を細かく確認していって、明らかに調子の波があることが分かった。
3ヶ月の休職を経て、復職した後は、まず簡単な仕事から手をつけさせてもらい、徐々に仕事に慣れていくことになった。
そして今、新しく飲み始めた薬が合っていて、ようやく回復傾向にある。
いや、「あった。」
部長との面談で「君は居ても居なくても変わらないよ」と言われ、精神が崩壊し、回復傾向にあった体調に少し異変を感じている。
せっかく軌道に乗り始めたのに。
「寛解」という、症状がほとんど出ない安定した状態に入るまで、もうしばらくかかりそうだ。
僕の弱みは「双極性障害」だ。
双極性障害は100人に1人程度の割合で発症するらしい。
120万人程度いることになる。
少ないと捉えるか、多いと捉えるか。
そんな120万人のひとりとして、この弱みを発信していく。
それでは、今回はこの辺で。
自分の生み出したもので生きていきたい。幼い頃からそう想って今も生きています。これからも創ることが喜びでいられるように、いただいたお金を使おうと思います。