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#Day038 日々の生きづらさ〜性的マイノリティとメンタル疾患〜

皆さん、こんにちは。423(シブサン)です。
今回はタイトルにもある通り、性的マイノリティとメンタル疾患の共通点について書いてみたいなと思っています。

その共通点はというと「カミングアウトの怖さ」にあると思っています。

例えば、就活やバイトの面接で自分が性的マイノリティであることをカミングアウトすると面接で落とされてしまうといった事例はかなりあると思います。

以下の記事は他のnoteでも共有したのですが、読んでいて本当に胸が痛くなります。

ただ、自分らしさを伝えただけなのに、いわゆる「普通の男性/女性」ではないというだけで差別されるのは悲しいことです。

大学でもこのようなことを学び、世界を見る目が一変しました。
その時、同時にこう思いました。

「自分がメンタル疾患を隠しているのと似ているのではないか?」と。

実際に、大学の友人には自分がうつ病(当時の診断名)であることをひた隠しにしていましたし、打ち明けたのも極々限られた親友1、2人だけでした。

また、家族にカミングアウトをした時も、最初は「そんなの甘えているだけだ」とか「気合いが足りないだけだ」と言われたこともありました。

これって性的マイノリティのカミングアウトに似ているのではないかと思っています。
同じくカミングアウトしても「普通」を求められたりして苦悩する人が多いようです。

「普通」とはなんだろう。
僕は「異常」なのだろうか。「異常」だとしたら、それは排除対象なのだろうか。

そんなことを考えた大学時代でした。

ちなみに、今では家族もかなり理解してくれて、僕のメンタル疾患や特性を認めて、寄り添ってくれています。

話を戻しますが、先ほど共有した記事の通り、僕も転職活動中にメンタル疾患であること、そして今はほとんど支障がないことを伝えたのですが、それを聞いた途端、態度を変えられたり連絡がつかなくなったりしたことがあります。

この時に、「あぁ、自分は排除される対象なんだな」と感じました。

逆に、メンタル疾患を隠して面接を受けるとそこそこ選考が進んだりしたこともあったので、明らかにメンタル疾患の有無が関わっているなと痛感しました。

やっぱり、世の中は「普通」を求めている。
「多様性」を謳っていても、それはよそ行きのアピールに他ならないのだ。

今の会社にはメンタル疾患を打ち明けずに(実際に体調も良かったので)入社しましたが、はじめに配属された課の上司が言った言葉が今でも忘れられません。

「ウチは上場企業だから、障害者の方もある程度雇わないといけないんだよね〜」と。

2年近く前の発言ですが、こんな思考をしている人の下で働くのかと絶望を感じたのを今でも覚えています。

「普通」から見たら、そんな風に見えているのかと思うと悔しくて、悲しくてたまりませんでした。

結局、その課では上手くいかず、今の課に異動になり、そこの部長や上司には体調のことを打ち明けて、伸び伸びと働かせてもらっています。

「普通」と「異常」、「マジョリティ」と「マイノリティ」の区別なんてなくなってしまえ。

今回は、この辺で。

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