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#Day076 日々の生きづらさ〜器用貧乏コンプレックス〜

自分は器用貧乏なタイプだと思っている。

初めてそう思ったのは、中学生の頃で、勉強をひと通りやってみたときだ。

これといって苦手な科目がなく、成績には多少の差があったものの、努力量の差や好き嫌いの差程度だったと思う。

高校に上がっても、勉強に関してはそのような感じで特別苦手なものがあるわけではなかった。

しかし、特別得意という科目もなかった。

大学に上がってから、僕は様々な創作活動に没頭するようになった。

まずは、1番好きだった「イラスト」を描くこと。

継続して描き続け、X(旧Twitter)に投稿しては「いいね」を貰い喜んでいた。
また、自分のイラストをまとめたイラスト集も制作し、デザインフェスタなどに出展した。

ポツポツと、僕のイラストの前で足を止めて眺めてくれる人が現れたり、中にはイラスト集を買ってくれる人もいた。

他にも、文芸系の学科だったので自分で「ZINE」と呼ばれる小さな雑誌を作るということもした。

自分でテーマを設定して、それに沿った文章、コラム、短編小説、インタビュー記事を書いて、1冊のZINEにまとめた。

これもまたデザインフェスなどのイベントで販売し、幾ばくかの人に手に取ってもらった。

「文章」を書くことに関しては、ZINEだけでなく、ブログやnoteでも行うようになった。

特に、自分でブログを開設したときには、Wordpressと呼ばれるシステムの操作方法や簡単なコーディング、アフィリエイトの仕組みややり方なども調べた。

これも一定のPV数を稼ぐことができ、楽しく継続できていた。

また、昨年から細々と「YouTube」も始めてみているが、何本か数万回再生を記録した動画を作ることができたりと、少しずつ成果が出てきている。

しかし、「結局のところ自分は何が得意なんだ?」「何をしたいんだ?」と自分で自分に問いかけることがある。

XやInstagramを見ていると、イラストでどんどん成果を上げている人や、YouTubeに注力して登録者を伸ばしている人、フォトグラファーとして地道に進んでいる人など、多くのフォロワーがいる。

「皆、やりたいことを1つに絞ることができて良いなぁ」と思う。

自分の感覚としては、「色々と興味があるので手をつけているものの、どれも中途半端な形で終わってしまっている散らかった状態」だと思っている。

なので、SNSで他の人の成功を目にする度に羨ましく思うと同時に、何かに絞って頑張りきれない自分を情けなく思う自分がいる。

周りからは、色んなことに挑戦してすごいねと言ってもらえることもあるが、どれも鳴かず飛ばず。

ならばいっそ、やりたいことなぞ絞らずに、やりたいようにやって努力してみようかなと最近は考えている。

なので、しれっとXのプロフィール欄には「マルチクリエイター」と書いておいた。

コンプレックスとは弱みであるが、逆手に取れば強みにもなるのかもしれない。
時間はかかってもやりたいことを続けていこう。

と、珍しくポジティブに締めくくってみた。
「生きづらさ」も如何様にも変換可能なのである。

それでは、今回はこの辺で。

自分の生み出したもので生きていきたい。幼い頃からそう想って今も生きています。これからも創ることが喜びでいられるように、いただいたお金を使おうと思います。