見出し画像

20201122


ずっと読みたいと思っていた、吉田篤弘『月とコーヒー』が図書館で借りることができたので読んでいる。
佇まいがいいなあと思う。小ぶりで、分厚くて、黒い。ベッドサイドに置いてあったらいいだろうなあと思う。寝しなに読んでいただく短いお話、とあとがきで書かれているので、それにぴったり。

夫は『日のあたる白い壁』を読み終わり、次は三好愛『ざらざら』を読んでいる。面白いらしい。
本に何を求めるのか、と訊くと「知識とか学び、発見、楽しさ、わくわく」などという答えが返ってきた。夫婦で全然違うものだな。私は断然「事実や現実」だ。でもそれはノンフィクションとか、そういうことではない。架空の話の中に描かれる、事実や現実、真実、本物、そういうものに惹かれる。愛とか夢とか希望とか、救いも求めていない。救いようのないことに、勝手に救われたりする。

体力がないからか、ずっと起きておくことがしんどい。すぐ横になってしまう。立ちっぱなし、座りっぱなし、というのが辛く、横になると落ち着く。立ち仕事ばかりしてきたので、よくやっていたなあと思うけれど、やればできるのなら、やった方がいいのだろうか、しんどくても。しんどくてできないのなら仕方がないけれど、しんどいけどできる、ということはやった方がいいのだろうか。

放っておくと一日に何度も本を開き読んでいるので夫に「本を読む体力はあるね」と言われる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?