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三題噺 シンデレラの魔女のその後

久しぶりの更新になります。
通り名です。

今日は三題噺というものを書いてみました。
三題噺というのは与えられた3つのお題を使い物語を書くというものです。
元々は落語などで使われていたそうです。

お題は


家畜小屋
魔法使い(魔女)

お題は三題噺スイッチというサイトでもらいました。https://mayoi.tokyo/soda/cgi-bin/sandai/sandai.cgi

ネットに自分の物語をアップするのは初めてなので、是非暖かい目で読んでください。

「シンデレラの魔女のその後」

はぁ、今日でようやく終わるわ。明日から、元の生活に戻ることができる。
え、私が誰だか分からない?
そりゃ、そうよね。
あなた達が知ってる私じゃなくて、家畜小屋に住んでいるただの兎だもの。
私よ、私。シンデレラに出てきた魔女よ。
名前を言っても分からないと思うから、あの魔女だってことだけ覚えておいて。

そもそも、なんで私が兎になったのかそれを説明させて。
私がみすぼらしい服を着ていたシンデレラに綺麗なドレス、カボチャの馬車とかガラスの靴をプレゼントしたのは覚えてるでしょ。
それがまずかったの。ドレスに使った魔法とガラスの靴、そして彼女の顔に軽ーくメイクした時に使った魔法の使い方を誤ってしまったの。
こういう系統の魔法は変換魔法と言って人間に直接使う時はグリム魔法協会に申請書を出さないと行けないの。出しさえすれば大抵通るんだけどね。
本来だったら、エリートの私がこんなミスをする訳でもないんだけど、その日は酒が入っててね、深く考えないでその魔法をかけちゃったの。思考力が奪われててね。
でも、シンデレラが王子様と結婚してから、王国の魔法使いに対する当たりが弱くなったの。彼女が私が使った魔法のおかげで王子様に会えたからいろんな方面に働きかけているらしいの。それで本来20年兎にされるのが3年だけになったの。

今はちょうどシンデレラが昔住んでいた家の家畜小屋にいるの。結構扱いが酷くてね、餌もいいもんじゃないし、水も汚い。まだ慣れないわよ。元に戻ったら。おいしいご飯を食べに行くわよ。それはそうと、あの意地悪な家族達は惨めに過ごしているわよ。

ボンッ

あら、元に戻ったわ。
ふふふ
じゃあ、お酒を一杯ひっかけてきますか

終わり。

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