コハク& Degu

ウェルビーイングな未来をクエスト。 「食う・寝る・遊ぶ」を楽しむように「働く」も楽しみ…

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ウェルビーイングな未来をクエスト。 「食う・寝る・遊ぶ」を楽しむように「働く」も楽しみたい。ワークライフバランスや働き方改革を超えたウェルビーイングな生活にまつわる情報を発信します。

最近の記事

田舎には夜がない

 「昼と夜、どっちが好き?」なんて、聞かれたら迷わず答える  「夜です!」と。  迷うわけがない、考える時間なんて必要ない。秒で答えてみせる。  「夜が好き」。  移住卒業生の私の偏見「都会にあって田舎にないもの」の上位にランクインするのが『夜』なのである。  想像して欲しい…  沈みゆく陽を追いかけ、オレンジ色の空が覆うと街は微熱めいてくる。  あちらこちらから聞こえる楽しそうな話し声、笑い声。グラスを交わす音が実に清々しい。  「真っ直ぐ帰るわけにはいかねえぜ」

    • 移住の体験リファレンス本

       田舎で暮らしたことがある。  当時は『移住』という言葉にまだ馴染みがなく、少しくすぐったい気持ちになった。  海が好きで、夏は海水浴、冬になると「海が見たい」なんて言って夕暮れの海を見に車をかっ飛ばしたものだ。  子供の頃から海辺の町に住みたいと思っていた。海辺でバーを開きたいと思っていた。そう、トム・クルーズだ。  海が大好きだった私は、なぜか山奥に移住した。  人生って、わからないものだ。  いろいろな縁が重なり、気づけば山奥、川の源流に程近い集落にいた。

      • 田舎の住宅事情と腐った床の全面張り替え移住リフォーム【後編】

        住める家がない!?  地方での生活に大きな希望を感じて移住する人は多いだろう。私たち家族も希望に満ち溢れていた。おっと、誤解のないよう断っておこう。ここでいう「地方」とは「田舎」のことだ。東京から全国を見るとかなりの規模の都市でも「地方都市」と呼ばれ「地方」に含まれるようなので。また「田舎」についても定義が曖昧だ。私は人口が1万人以下の農村、山村、漁村みたいなイメージで使っている。  そんな地方への移住に意気揚々と臨んで、まずぶち当たる壁が「家」である。全国の空き家率が1

        • 順番が巡ってこない

          「最近の若いもんは…」そういえば、聞かなくなった。 そりゃ、私は若いもんじゃないので私に対して言われることは、ない。もちろん。 私が若いもんの時は、上の人たちが何かっていうと「最近の若いもんは」と言っていた。 大抵は、声が小さいだの、 挨拶ができていないだの、 覇気がないだの、 何考えてるかわからんだの、 甘いだの どっちかっていうと、どっちだっていいことだった。 そして「俺(私)たちの若い頃は…」と続くのだ。 武勇伝が始まる。伝説に残らない俺伝説だ。 ギューギューに押し

        田舎には夜がない

          家賃5,000円の古家で「汲み取り式トイレ」を「水洗トイレ」に変えてみた。移住リフォーム【前編】

          前回は移住してみて目からウロコだったことを2回に分けて書いた。興味がある方は軽くさらってほしい。 移住が決まったものの、肝心の家が決まらない。 「とりあえずどこかに住んで、そこから満足のいく家探しを」と乗せられ、家賃5,000円の家に移住した。 これが私のリフォーム人生が始まるきっかけになろうとは。。 そこで今回は、私の移住生活における貴重なリフォーム体験の一端にスポットを当ててみた。 その中でも今後2度とできないと思うほど大変だったリフォームは次の2つだ。 1. 汲

          家賃5,000円の古家で「汲み取り式トイレ」を「水洗トイレ」に変えてみた。移住リフォーム【前編】

          移住してみて目からウロコだったこと(後編)

          移動手段に関するウロコ落ち 燃費のいい車選びを 私が乗っていた車の燃費は11km/Lだった。とても悪い。しかもこれはカタログ上の数字。実際は、くねった山道での度重なるアクセルとブレーキ、合間を伸びる直線での急な加速が燃費をさらに押し下げたに違いない。8km/Lというが私の推測だ。 この愛車で平日は毎日60km、土日のどちらかは120kmを走った。 さて1ヶ月のガソリン代はいくらになるか? 都会にいた時は車に縁がなかった。「そもそも必要?」と思っていたし、仕事では使わない、

          移住してみて目からウロコだったこと(後編)

          移住してみて目からウロコだったこと(前編)

          1. ライフラインに関するウロコ落ち 都市ガスは都市にしかない引っ越しすると色々手続きが待ち受けている。 ガス、水道、電気の開通や、ゴミの日の確認などなど。 都会の手続きと田舎の手続きでは少し事情が違うのだ。 電気は全国共通で、東電が関電になるか中電になるかだけ。しかしガスは都市と田舎では全く事情が違っていた。 当たり前のように使っていた都市ガスは影も形もなく「プロパンガス」が唯一の標準。私はプロパンガスというものが今の時代に使われていることにまず驚いた(知らなかっただけ

          移住してみて目からウロコだったこと(前編)

          『変わらないもの、それは「悩み」』

          「30までにとうるさくて」を見た。 ABEMAのオリジナルドラマで、SNSを中心に話題になった。 29歳の独身女性4人が登場し、それぞれの悩みや迷いを抱えながら、 乗り越えていこうとするストーリー。 多くの人の心に刺さり、反響を呼んだという噂を耳にしたので見てみた。 バリキャリ、起業家、秘書、クリエイター 職業も置かれている立場も価値観も違う女性4人組。 よく働き、よく食べ、よく飲み、よく怒り、よく笑う。 そんな姿を見て、昔を懐かしんでいた。 そうそう。そうよね…と、

          『変わらないもの、それは「悩み」』

          人間が人間を作り上げていく

          長女、中学3年生。 多くの受験生と同様に彼女も塾に通っている。 ある日、いつもより10分少々早く家を出て塾へ向かった。 ん? (今頃)やる気出てきたの? いやいや、それはない…ない… …なかった。 パンをこよなく愛す彼女は、お気に入りの焼き立てパンの店に立ち寄りパンを購入していたのだ。 しかもパン店のカフェスペースでそれを食し、(ギリギリの時間に)塾へ行ったのだった。 私には内緒で、だ。 もちろん、私に全てを知られていることも、今こうやって原稿に書かれていることも本人は露知

          人間が人間を作り上げていく

          変わらない「箸」と変われない「傘」

          テクノロジーが進化しても、昔のままのものがある 箸と傘 江戸時代から今のまま かたくなに変わらない箸 変わろうとして変われない傘 箸「僕は昔から2本のままなんだ」 傘「フッ、俺は進化してるぞ」 箸「変わったようには見えないけど…」 傘「マテリアルが変わったんだよ!」 箸「材質って言えばいいのに」 傘「だからお前は変われないんだっ!」 役に立っているのに気づかれない箸 役に立っているのに褒められない傘 箸「僕は毎日みんなの役に立ってるよ」 傘「気づかれてないさ」 箸「君は

          変わらない「箸」と変われない「傘」

          ウクライナ侵攻にみるありえない不等式

          自国の利益>他国の人命 現実に起こっていることの見える化だ 冷静に考えてみなくてもおかしい 遠い世界のことだと侮ってはならない 世界はルールのないカオスで 国連の無力さに無念の声が見える 自国の利益に翻弄される武力は その陰で落ちる赤い涙を知らない 遠い世界のことだと見くびってはならない 米国の利益>日本の人命 足もとから忍び寄る安保条約や地位協定 本気で日本を考えてみたい 政治に一縷の望みは届くのだろうか 政権の利益>国民の人命 対岸ではなく内側から燃えている

          ウクライナ侵攻にみるありえない不等式

          あなたはどっち? AIが人間を超える「支持派VS懐疑派」の真実

          もし、ドラえもんが敵になったら。 あなたは想像できるだろうか? 悪玉のドラえもんを。 まぁるい体におっとりとした性格。たまにかんしゃくを起こすが、どら焼き好きの心強い味方だ。  しかし敵に回すとこれまた最強の武器を駆使してわれわれを駆逐する力を持っている。とても太刀打ちできそうにない。  そうならないための関所は2つある。  一つはロボットが人間を超えないようにする。  もう一つはロボットが人間と敵対しないようにする。  それがわかっていれば設計段階でプログラムに組み込ん

          あなたはどっち? AIが人間を超える「支持派VS懐疑派」の真実

          【大切にしたいもの】それは自由だ

          あなたには大切なものがありますか? 言い換えれば、譲れないもの、守りたいもの、変えたくないもの。 具体的には何ですか? 例えば、 「子どもとの時間」「家族で暮らす空間」「好きな仕事」「友達」「恋人」など 私にとって『自由』がそれだ、と思う。 うまくいかない、どうしてこうなるんだろ と行き詰まった時に、知った。 「私は自由でいたいんだ」と。 さらに細かく言えば、好き勝手できる時間。 時に(よく)イライラしたり、 何もかも面倒になったり そんな時は往々にして『自由』が足り

          【大切にしたいもの】それは自由だ

          『ポストAI・・・AIに仕事を奪われる幸せ』

           その時、ようやく人間は手に入れる。  AIに仕事が奪われるという話題が出てきたのはいつ頃からだろう。 AIの能力に関する事件を追ってみる。1997年にAIがチェスで世界チャンピオンに勝って大きな話題となった。その後しばらくはブランクが続くも、2012年にグーグルが開発したAIが猫の画像を認識したことを発端に、2013年にはAIが将棋でプロ棋士を破り、さらに2016年には囲碁の世界チャンピオンをAIが降した。そのような流れの中でAIの能力の飛躍的向上が喧伝され、このままAI

          『ポストAI・・・AIに仕事を奪われる幸せ』