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まるこからのお手紙①

去年の7月にネロが旅立ってからまるこの調子が良くなく、慢性腎不全とわかった時には既に中期になっていました。

もっと早くに病院へ連れていかなかった後悔と、私がネロにかかりきりでまるこの病気を見逃していた申し訳なさで胸が押しつぶされそうになり、どうしてもまるこに謝りたくてネロ同様にアニマルコミュニケーションを申し込みました。

まるこに伝えてもらったのは以下の5つの項目です。

①ネロくんが病気の時はネロが過ごしやすいように協力してくれてありがとう。
まるこのおかげでママはとても助かりました。
本当にありがとう。

②ひとりになって寂しくない?
ママはずっとネロにかかりきりだったからまるこにずっと寂しい思いをさせてたと思います。
ごめんね。
ママはまるこのことは大好きだし、もっと甘えて欲しいと思ってるよ。

③いま、まるこもお医者さんに掛かっているけど、ご飯やお薬で元気になると信じてます。
まだまだまること一緒に居たいから。
だから、頑張ってご飯を食べて欲しいです。
食べたい物があったら、どんな物がいいのか教えてね。
柔らかいのとかスープのとか、お魚とか、教えてください。

④最近ずっと、○○ちゃん(姪っ子)のお布団で寝てるね。
たまにはママの所にも来てね。
ママも寂しいです。

⑤○○ちゃんやおばあちゃんに伝えたい事があれば教えてください。
みんなまるこのことが大好きだよ。
なんでも言ってね。

まるこがどんな事を伝えてくれるのか、、
私も家族も食事療法とお薬で数値を保てていたのでまだまだ一緒に居られると思っていました。

でもセッションの結果が来るまでの間にまるこはどんどん弱っていきました。。

2月の末の診察で、数値は変わってないけど痩せてきてるのででとりあえず体重を増やしましょう、との事でお薬も止めてフードも腎不全用でなくても食べるものはどんどん食べさせてあげてください、と言われました。
え?何食べさせてもいいんですか?
半信半疑でしたが、その日からまるこが欲しがるようなフードを食べさせました。
もともと食いしん坊なまるこはパクパク食べてくれましたが、そのうち手足に力が入っていない感じになってきました。
食欲も無くなり、3月に入ってからは脱水が進み毎日輸液をすることになりましたが、一向に良くならず2度目の診察での血液検査の結果を見て、
「亡くなっててもおかしくない数値です。」
と、びっくりするような事を言われました。

お薬や療法食を止めたのが悪かったのか、止めなくてもこんな症状になっていたのか、急な病状の変化に私は頭がついて行かず、薬やフードを止めたことの後悔と残された時間が少ないのならどうしてもまるこに謝りたくて前回ネロのセッションを頼んだjunさんにお願いをしたのです。

お話が終わってレポートを貰った頃にはまるこは殆ど寝たきりになってました。
トイレにも1人で行くのが困難になり、介添えが必要となりました。
毎晩動けないまること一緒に寝ました。
それでもたまにチュールを食べてくれて、それだけでも希望の光でした。

以下、セッションの結果です。
カッコ内はjunさんからの補足です。

*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*

ママ、怖がらなくていいよ。
(この先いつか訪れるであろう旅立ちのことのようです)
そして謝らなくたってママがぼくを大事に思っていることはわかってるよ。

今までママは次から次へとたくさんのことに向き合わなきゃならなくて
本当に大変な時間を過ごしてきたんだから。

ママが思うようにぼくのことを気にかけてることはできなかったかもしれないけど
ぼくは元々そんなにべったり甘えたりすることが好きじゃないってわかってるよね。
いま、ママにして欲しいことが何かって言われたら、いまのぼくをちゃんと見てってことかな。
ただそのままのぼくを見て、そしてすべてをただ受け止めて欲しい。
それは何かママの気持ちとか、ママがしたいことを我慢するとか、そういうことじゃないよ。
ぼくがどんな状態であっても、その時々のぼくを、ただ「そうなんだ」って
単なる事実として受け入れて欲しい。
そうすることでぼくとママは今までよりもっといい関係になれるはずだよ。

(例えば食欲が落ちている今であれば
食欲が落ちた、ということより、食べさせなきゃ、体重戻さなきゃ、という意識の方が
今は強く働いている印象なのですが
食欲が落ちた、とただまず受け止める。
それを事実として認め、受け入れることで他にできることが見つかり
いい関係になる、ということのようです)


(④に関して)ぼくが○○ちゃんと寝ているのは、○○ちゃんは、ただそのままのぼくを見てくれるからでもある。
それと、今の○○ちゃんにはぼくが必要だと思うから。

(姪っ子さんに何か悩みのようなものがあるのでしょうか。
今はただ寄り添っていてあげたい気持ちがあるようです。
とても優しく穏やかな気持ちで側にいるようです。
あと、そのこととは別に寝心地がよい印象もありました)


(①に関して)ネロとママとは特別な関係だった。
それにネロにはママが必要だったし、ママにはネロが必要だった。
ぼくはただそれを見守りたかっただけ。何も特別なことをしてたわけじゃないんだ。
何かを我慢してたってわけでもないしね。

(とは言え何かネロくんだけ特別なものを食べていたのはちょっと羨ましかったような印象もあります)

だけどありがとうって言われるのは気持ちいいものだね!


ママが食べて欲しい気持ちもわかってるから、ぼくなりに食べてはいるんだけどね。
どうしても食べたいって気持ちにはならないんだ。

(数値には現れにくい部分かと思いますが、ちょっと匂いがしづらかったり、また脱水気味でもあるのかな?
そうしたことも影響しているようです。また食べた後にだるさを感じるような印象もうけました。
以前は食べるものへの反応も早かったようですが、今はまるこくん自身も興味がわかなくて不思議な感覚もあるようでした。
食べられるものに関してですが、まるこくんが話してくれたというより、そう感じられたのですが
もしも海苔を好んで食べるコであったならば海苔の香りをさせたスープはどうでしょうか。
茹でたささみをほぐして茹で汁に海苔を入れて少し煮たような・・・曖昧なのですが。
また、お魚系で匂いのきついものは逆に避けたくなるような印象も感じましたがいかがですか?
もしそうであれば、意外とあっさり目のものの方がよいかもしれません)


ネロがぼくより先にいくことは、ぼくたちわかってたからママが考えるほど寂しくはないんだ。
ママとネロは特別な関係だったから、だからネロが先だった。
ぼくとママは、ネロとママほど親密な関係にはならないかもしれないけど
今までよりも少しはママと親密になれたらいいって思ってるよ。
親密になるってことは何もべったりするってこととも違う。
ただお互いに思い合っていることが感じられるような、そんな関係だよ。
そのためにはママにはもう少しリラックスが必要だね。
ママ、慌てないで。のんびりいこう!

ぼくもぼくの家族のことが大好きだよ。
いつも好きにさせてくれてありがとう。

(性格的にというのか、ネロくんとは対照的な感じだったのでしょうか。
まるこくんはお家の中ではまるで空気のように馴染み
あちこちに移動したり、静かに自分の心地よいように行動しているような印象でした。
また、すーっと誰かの側に行った時、当たり前のようにすーっと撫でてくれる手があるような感覚もありました。
それがどなたの手かわからないのですが
とても自然なことで、まるこくんも気に入っているようでした)


まるこくんとのお話は以上になります。


まるこくんはその姿と同じく中身もキリっと男らしくて、穏やかで安定しているのですね。
まったく甘えないわけではないのでしょうが、ベタベタするのは苦手な印象でした。
とはいえ膝の上?に乗ったりするのは別もののようです。
特に要求したいことがあるわけでもないようでしたし
いろいろなことに協力的でありながらも、今までの暮らしにも不満はないようです。

ミルコさんとしては、ネロくんとのことがあり、
そしてまるこくんが病気になったこと、そして現在食欲が落ちてきたことで
余計に罪悪感を感じているのかもしれませんが
そうした気持ちを取っ払い、病気ではなく、そのままのまるこくんを見ることで
まるこくんも言っているように、お互いにとって望ましい関係を築いていけるのではないかな
と感じられました。

簡単なことではないかもしれませんが、ゆったりとできる時間をとって
まるこくんとの出逢いから今までを振り返ってみると罪悪感を持つ必要はないことにも気がつけるかもしれません。
更に言えば、罪悪感や申し訳無さ、といった感情は、おそれからの選択をしやすくもなり
ありのままを見る目も曇らせてしまいます。
ぜひ今までを振り返ってみて、まるこくんとのこれからをより幸せなものにしてくださいね。

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以上がまるこからのメッセージです。

マルコの言葉とjunさんからのアドバイスが私たちに残された時間をとても穏やかで落ち着いた時間にしてくれたのです。

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