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2回目のドローン・コンベンション

幕張メッセで開幕した今年のドローンコンベンション;Japan Drone/次世代エアモビリティEXPO

注目を集めているのは空飛ぶクルマシミュレーションです。
2年後の大阪関西万博会場で実用化を目指す企業が複数名乗りを挙げており開発が急がれています。

さてモーターと電池で飛ぶドローンの弱点は航続距離と巡航速度の不利さ。これをクリアする幾つかの方法がトライされています。

まずは翼を持つドローン
揚力の大半を回転翼に依存するマルチコプターに比べ推力の9倍の揚力を得られる有翼機は長距離や物品輸送に最適。
オスプレイの様に回転翼を90度進行方向に向ける事で推進用に出来る二刀流です。

もう一つの注目はハイブリッド
ジェットヘリと同じケロシン燃料でタービンを回すジェットエンジンで
によって発電機を回しモーターの回転翼を回す,いわば日産ノートと同じe -powerな理屈。まだ実験機第一号の段階ですが、滞空時間の長さやペイロードの大きさで期待が持てます。

ドローンの将来性に期待を寄せるのは自治体や国レベルの機関も同様でJAXAもベクタードローンの分野で開発を進めています。
自治体では兵庫県や福島県の取り組みがとりわけ顕著で、物流や撮影で実証実験を続ける兵庫は海と山が隣り合う地勢的な条件がドローン向き、新たな産業育成も目論んでいます。

福島県に作られるドローンの施設は各種実験のほか災害救助を念頭に置いたダミーの建物が立ち並ぶなど相当な規模と予算を費やしています。

有人飛行目的の実証実験が進む一方で物流や点検,測量,警備と言った無人機分野ではいち早く普及が進みそうです。

さあ、2024年のドローン世界はどこまで進展しているか?今から大きな期待が膨らみます。

Japan Drone/次世代エアモビリティEXPO 今日6月28まで幕張メッセにて

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