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#最近の学び
【展覧会感想】 『大地に耳をすます 気配と手ざわり』 2024.7.20~10.9. 東京都美術館---「自然の中でつくり続ける、ということ」。
東京都美術館の建物の構造が、今も具体的にイメージしづらい。 最近でいえば、デ・キリコ展や、印象派展を開催していて、それはメディアなどでも宣伝をしていて広く知られていると思うのだけど、それと並行して、といっても会期も同じと言うわけではなくて、違う展覧会を開催している。 それも、こじんまり、というのではなく、美術館の入り口を入り、左に曲がり、かなり奥まった場所に地下に向かって、広い展示スペースが広がっている、という印象で、ここ何年かでも、そちらで行われている展覧会に来る
【展覧会感想】 終わってしまった二つの展覧会の今も残る印象-----『翻訳できない わたしの言葉』・『ホー・ツーニェン エージェントのA』。東京現代美術館。~2024.7.7。
東京都現代美術館に行くときは、現代アートを見に行く楽しさと覚悟がある。 あれだけ現代アート(いまだに現代美術と、どちらで呼ぶか、よくわからないが)ばかりを展示して、しかも広く、さらには作品に合わせた展示をしていたり、他では見られない作品も多いから、楽しみにもなる。 一方で、現代美術館は、自宅からは少し遠い。それに清澄白河駅ができたから、状況は少しかわったものの、どうしても駅から歩く印象もある。さらに、新しい作品を見るのはうれしくもあるのだけど、作家によっては少し緊張
『私が死ななければならないのなら、あなたは必ず生きなくてはならない』---ワコウ・ワークス・オブ・アート(六本木)。2024.5.17~6.29。
この「私が死ななければならないのなら、あなたは必ず生きなくてはならない」という、とても強くて、しばらく忘れられないような言葉は詩の冒頭だった。 そういう詩が存在することを、この展覧会で初めて知った。 ギャラリー 30歳を越えてから、急にアートに興味を持つようになって、その中でも特に現代アートといわれる作品を見るようになったのは、今も生きている作家が制作しているから、自分にも近い感覚があったからだと思う。 美術館だけではなく、ギャラリーにも足を運ぶようになったけれど