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麗子
2020年6月23日 23:47
アルバイトしている中華店。背の低い小太りの店主に、わたしは怒鳴っていた。数人の客が、狭い店で息を潜めてこちらを見ている。わたしはここでアルバイトをしている。他にバイトはいない。カウンターに座っている細身の女性がなだめようとするのを睨みつけて、店主に向き直る。店主は贅肉で膨らんだ白い胸と腹を揺らしながら、顔を真っ赤にして太い指で白帽子を握りしめていた。油っぽい髪が頭皮に張り付いている。「セクハ