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午前3時まで眠れなかった

 アルバイトしている中華店。背の低い小太りの店主に、わたしは怒鳴っていた。数人の客が、狭い店で息を潜めてこちらを見ている。わたしはここでアルバイトをしている。他にバイトはいない。カウンターに座っている細身の女性がなだめようとするのを睨みつけて、店主に向き直る。店主は贅肉で膨らんだ白い胸と腹を揺らしながら、顔を真っ赤にして太い指で白帽子を握りしめていた。油っぽい髪が頭皮に張り付いている。 「セクハラでしょう! 胸触ってきたじゃないですか! 痴漢ですよ!」 わたしは近づいてき

    • 「女の子のにおいだ……」添い寝“も”する友だち

      前置き 完全に持論だが、高身長でない細身の物腰穏やかな男は良いちんこを持つ。彼のことである。ちょっと気になったので、つまみ食いすることにした。 飛んでノースリーブに入る夏の 焼き鳥でも行こうぜ、と声をかけた。完全に食うつもりであったため、ラブホ街にほど近い焼き鳥屋を選んだ。7月初旬。私のお気に入りのブラックのノースリーブブラウスは、私の明るい肌を透かせて際立たせることを知っていた。  カウンター席で仕事の愚痴を聞きながら、今後の展開に期待していた。私の肝臓解毒機能は最強なの

      • 「踏んでください」ロン毛霜降りマッチョ

        会うまで マッチングアプリでマッチしたあと数日寝かせてから、 「踏んでください」 とメッセージを送ってきた男。それが彼である。  ちなみに霜降りマッチョとは、体脂肪が程よく載ったマッチョのこと。赤身と脂身のバランスがよく、ジューシーな味わいで私の中で人気である。  真面目にパートナーを探してるとのことだったため、それを信用してとりあえず会おうの精神で、飯アポ打診。遠方から来るので家に泊めてくれと言う彼。ヤリモクか? いやまあ確かに終電早すぎるな。20時過ぎ。しかし初対面で泊

        • 耳の続きに見た夢

           夏祭りに向かう商店街を仲の良い友達と歩いていた。二人ともテンションが上がってしまって、陽気だった。まだ陽は高く、人通りも多い。  ふと、友達が立ち止まる。  「あれ……?」  浴衣の袖を気にしている。小さな子どもが浴衣の袖に何か入れようとしている。  「どうしたの?」  女の子は赤い着物を着て、江戸時代の子どもの髪型のような1つ結びをしていた。背丈は60cmほどで、桃の節句で飾る人形のような子だ。  「おねーちゃんたち、かわいいからお芋さんあげよう思て」  か

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           「うちには、鬼がいるんだ。それもたくさん」  そう話す父の顔は、今朝よりもひどく老け込んでいるようだった。  目覚めた私は、怠くて重い身体を引きずるように起き上がった。枕が体にあってないな。鉛のように重いとはこのことだろう。体じゅうが凝り固まっていて、立ち上がるだけで悲鳴を上げる。小さく伸びをして、部屋の空気を入れ替えようと思う。部屋に一つしない大きな窓は遮光カーテンの隙間からやわらかな光を漏らしていた。カーテンを引いて開けると、濡れた松の葉が目に映る。雨だったんだな。

          書き終わっても眠い

           近所のお兄さんと仲良くなり始めた。友だちがいないらしい。痩せ型の男で、小さな目と控えめに引っ込んだ顎、厚めの唇。清潔感と表情による爽やかさでご近所マダムにモテてるという感じの人だ。車の運転が好きで、よく買い物や遠出に連れてってくれる。いつも乗っているのはクラシックな感じの丸っこい、車高の低い車で、車種はわからないけど淡い水色で可愛いと思う。父はバイク好きだが外出好きという共通点から、仲良くしているらしい。  夜、お兄さんの車で帰る途中だった。車高の低い車の助手席からは、家

          書き終わっても眠い