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自由律

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定型の音数や季語にこだわらず自分のリズムで詠む俳句。毎週火曜日更新。
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2022年12月の記事一覧

自由律 #12

自由律 #12

小さい大は小なのか

褒めていいるが名前を間違えている

死闘の決着を検索して知る

序文で篩にかけてきている

変わらないための必要な変化

十二月三十一日。

大晦日。

昨日から今朝にかけて地元の忘年会に参加。中学校の同級生十人余りと呑んだ。この一年の出来事をつまみに、ひたすらに。

この歳にもなると同級生の中で社会人として働いている人も多い。彼らは割り勘のタイミングで発生する端数を進んで負

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自由律 #11

自由律 #11

道路の落書きを一応踏まない

小さい大は小なのか

褒めてはいるが名前を間違えている

死闘の決着を検索で知る

レディースセットを注文できた

行きつけの中華料理屋がある。だけど流石に飽きてきた。行きつけという枠組みに囚われ「行きつけの店がある自分かっこいい」と自己陶酔に陥っていたのだが、冷静に考えてみると、うん、しっかり飽きていた。美味しいことに変わりはないのだが、飽きてしまったら仕方がない。

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自由律 #10

自由律 #10

ドリアは好きだがサイズがわからない

童貞をキャラに昇華する22歳

ピンクの光が漏れている

横のままの毛布で妥協

ハンバーガーカフェは長居していいのか

基本一日一食生活。昼にご飯を食べる。よし外食にしようとなったらなるべく行ったことのない店に行くようにしている。特に予定のない日は一日中家にいるため、そんな時には近所にある店を開拓してみる。最寄りのコンビニで買って食べても良いのだが、外食をす

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自由律 #09

自由律 #09

肝心の時に内カメラ

右隣の右端の席が空いたもう一駅

くしゃみをするためにカップを置く

靴を入れてた箱と暮らす

心なしか海老も小さい

先日久しぶりに実家に帰り、両親と一緒に回転寿司に行った。その日は父の誕生日だった。
都合により上の兄弟二人は帰ってこれなかったため、私だけが一緒に行くことになった。両親の誕生日に何か良いものをご馳走する、ということができればいいのだが、まだ父は退職していない

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