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初レミゼ!【6/28マチネ】

こんにちは、止音です。

去る6/28、人生初のレミゼ鑑賞に行ってまいりました!

お目当てキャストはマリウス役の三浦宏規さんだったのですが、それを抜きにしても一度は「レミゼ」を見たいと思っていたので、きっかけをくれた三浦さんには感謝です🙏

6/28マチネのプリンシパルキャストは以下の方々でした。

ジャン・バルジャン:福井晶一さん
ジャベール:川口竜也さん
ファンテーヌ:和音美桜さん
エポニーヌ:屋比久知奈さん
マリウス:三浦宏規さん
コゼット:敷村珠夕さん
テナルディエ:橋本じゅんさん
マダム・テナルディエ:樹里咲穂さん
アンジョルラス:相葉裕樹さん

素人目線でキャスト別にも感想を書かせていただいたので、
是非最後まで見ていってくださいね♪

1. 全体的な感想

まず思ったこと、それは……

音量が凄い!!

やはりオーケストラによる生演奏なので、音量・音圧が凄まじいです。
イントロ一音目から体がビクッとしてしまいました。
(近くの席の方、大変失礼いたしました🙇‍♂️)

そして小道具の音量も予想の遥か上。

鎖「ドゴォッ!ガゴンッ!
銃「パァアンッ!!!!

これが迫力というものか……、と圧倒されっぱなしでした。

また、ストーリーのテンポが予想以上に早いなぁと感じました。

これに関してはある程度事前に耳にしていて、
事前にあらすじ等も知っていたので話に置いていかれるということはありませんでした。

それにしても次々に知っているナンバーが流れていくので、
「ここでこの曲なんだ!」
「この曲の次はもうこの曲なんだ!」と、
通しで見るからこその面白さを満喫できました。

今後レミゼを初めて観に行く方には、
事前にある程度情報を入れていくことをお勧めします!


そして、舞台が想像以上に暗いです。

ストーリーが暗いという話ではなく、物理的に暗いです。
基本的に暗い舞台の中、中心となる人物に強い光が当たるので、太陽を直視した後のような目のくらみが出ます。

6列目だったのでオペラグラスは持参しなかったのですが、役者さん達の表情まで見るには絶妙に遠い距離だったことと、この舞台の暗さが重なってかなり目が疲れました。

次観る時はもっと目のケアグッズを持っていくことを誓いました。



2. 印象に残ったシーン

(キャスト別の感想と重複する部分はなるべく省いています。)

①教会のシーン

冒頭から激しいシーンが続くなか、束の間ほっとできる場面ですね。

司祭様の優しさももちろんなのですが、
特に印象に残ったのは燭台の灯火

遠目でよく見えていないのですが、レミゼはおそらく本物の火を使っていますよね?
他のシーンでも松明が出てきてびっくりしました。

火に模したライトではなく、本物の火だからこその強い煌めきがレミゼの暗い舞台に灯っている様子が凄く印象に残りました。

②ラブリィ・レディ

桟橋の下の娼婦たちの歌です。

基本的にストーリーの中心となるプリンシパルキャストさん達を目で追うようにしていたのですが、彼女達からはどうしても目が離せませんでした。

明るい曲調、大きな歌声。
でもその歌声にはとてつもなく大きな嘆きや怒りが感じられます。
自暴自棄が故の残酷な明るさが脳裏に焼き付いて離れません。

何と言っていいか分かりませんが、一番印象に残ったシーンでした。

③バリケード、ファイナルバトル

先程も書きましたが、レミゼは発砲音がめちゃくちゃ大きいです。
SEじゃなく、本当に破裂音が炸裂します。

そしてバリケードのシーンはずっと内側から学生達を眺めるようなセットの作りになっています。

怒涛の発砲音が渦巻く中、歌う登場人物たち。
客席から見ている内に段々自分もこのバリケードの一員になったような気がしてくるんですよね。

ファンテーヌやエポニーヌ、ガブローシュの死ですでにスポットライト=死という演出上の図式を理解した状態で、容赦なく降り注いでくるスポットライト。

もはや第四の壁を挟んで一体となって戦っていた仲間も同然の学生たちが、次々と銃弾に倒れていく光景……。

こうなってくるともはやスポットライトが命を奪っていく得体の知れない何かのように感じられました。

スポットライトに恐怖を覚えたのは初めての経験でした。



3. キャスト別の感想

どなたも素晴らしかったです!
三浦さん優先でのチケット探しだったのですが、結果としてとても良い回を取れたように思います。

さっそくキャストさんごとの感想を書いていきますね。

福井晶一さん(バルジャン)

力強い歌声!
改めて素人が言うまでも無いのですが、とても安定感のある歌声に感じられました。

特に冒頭の罪人としての側面が強いバルジャンの泥臭さが素晴らしく、だからこそ後のバルジャンとの対照が際立っていたように思います。


川口竜也さん(ジャベール)

バルジャンの対をなす存在のジャベール。

私は映画版を視聴済みなのですが、その時以上に今回の観劇ではジャベールに感情移入してしまいました。

息遣いなのでしょうか?

映画版では初見だったこともあって突然飛び降りてしまった印象があったのですが、川口さんのジャベールはきちんとその論理の過程を歌から追うことができました。


和音美桜さん(ファンテーヌ)

ほんっっっとうに素晴らしかったです!

歌も演技も容姿もまさにファンテーヌ。
今回の観劇は初見で気持ちが忙しくあまり涙は出なかったのですが、夢破れてと最期のシーンはバッチリ泣きました。

今回のキャストさんの中で一番心を掴まれた方です。

ド素人が言うのは本当に忍びないのですが、和音さんが歌われている時は安心感が凄かったです。

音程的なものもあるのかも知れませんが、この方は絶対にこの世界観の中に生きていて、自分をそこに連れていってくれるという安心感がありました。

機会があればまた和音さんのファンテーヌを観に行きたいです。


屋比久知奈さん(エポニーヌ)

チケットを取った後に見たNHKの番組で「オン・マイ・オウン」を披露されていて、これは当たりチケットを取ったなと確信しました。

そんなわけで観劇前からとても期待していた方ですが、その期待を裏切らないどころか上回る素晴らしいエポニーヌでした。

醸し出す雰囲気がエポニーヌそのもので、「ハート・フル・オブ・ラブ」のとき門の向こうにほんのチラッと肩が見えただけでその感情が痛いほど伝わってきました。

そして生の「オン・マイ・オウン」は鳥肌が立つほど素晴らしかったです。

「♪縁など無い」の後の沈黙は私的上半期のベスト・オブ・モーメントでした。


三浦宏規さん(マリウス)

レミゼ初観劇を決めたきっかけの方です。
三浦さんについての話は別の記事でも詳しく書きたいと思っています。

三浦さんのマリウスを見ていての印象は、「あぁ〜、これはエポニーヌ脈ナシ!(泣)」でした。

髪触られるのとか本気で嫌そう笑
でもニッコリ笑顔でしっかり利用するんですよね。
悪いやっちゃな!

エポニーヌ個人がどうこうではなくて、本当に階級的に恋愛対象にならないんだろうな、お駄賃わたして使いっぱしれる相手なんだろうな、というのがひしひしと感じられました。

ただ、人がいいし知人としての親愛の情に嘘はないので、「恵みの雨」では本気で悲しむし「愛で治せるならば」とか言ってしまう。

ABCカフェでのアウトサイダー感ある演出も良かったです。

ご本人もインタビュー仰ってましたが、まさしく「おいおい!」と言いたくなるような甘さのあるマリウスでした。


敷村珠夕さん(コゼット)

今回からの新キャストとのことですが、卒なくコゼットを演じておられました。

これはそういう演出なのだと思いますが、思った以上にコゼットはキャピキャピな女の子でした。
もっともっとお嬢様然とした立ち居振る舞いをイメージしていたのですが、まぁ考えてみれば本人も育ての親であるバルジャンも生まれついての上流階級ではないのでそれもそうですよね。

そしてコゼットは守りたくなる女の子!
三浦さんとの身長差がキュンとします。

バリケードの戦い以降のシーンでは残念ながら立ち位置的に前の方の頭と被ってしまってほぼ見えなかったです涙

ちらっと見えた感じ、手紙を読むシーンの演技も素晴らしかったです。


橋本じゅんさん(テナルディエ)

「イヤ〜なやつ!」と明るく憎めるタイプのキャラクターでした。

冷静に考えて娘たちが死んだのに特に落ち込むでもなくマリウスたちの結婚式に参加してくるヤバい人なのですが、その翳はあまり感じません。

徹底して小悪党のキャラを崩さないテナルディエでした。

それと、他の方や回を見ていないので分からないのですが、
アドリブが入っている……?

「更年期」というワードがあった気がするのですが、セリフなのでしょうか?

ジャベールに向かって「顔コワ!」というシーンも、他のお客さんたちがクスッと笑っていたのでアドリブかなと思いました。

あと結婚式の時にマリウスに近づいていくシーンで、カブリオールという空中で足を打ち付けるクラシックバレエの動きをされていたのですが、三浦さんが素っぽくクスッと笑っていたのでそこもアドリブなのでしょうかね?
(三浦さんは幼い頃からクラシックバレエを習っていました。)

基本的に重いストーリーなので、こう言った方がいるとアクセントになって良いですね。


樹里咲穂さん(マダム・テナルディエ)

和音さん同様、樹里さんが歌われていると安心感がありました。
役柄的には安心感なんて無いはずなんですけどね笑

お二人とも宝塚歌劇団にバックグラウンドをお持ちらしく、やはり若い頃から舞台の経験がある方は流石だなと思いました。

結婚式のド派手な衣装も着こなしてしまうキャラクターの強さとご本人のスタイルの良さ。

橋本さんとの身長のバランスもコミカルで、歌声も振り切れていて、とてもキャラクターとして魅力的でした。


相葉裕樹さん(アンジョルラス)

んんんん〜、イケメンッ!!

とにかくかっこよくてカリスマ性が凄かったです。
あと相葉さんめちゃくちゃ脚が長い……。

一番目に焼き付いているのは、
夜マリウスや他の学生たちが休んでいる中、バリケードの上で外を見張っている背中。

シーン的にはバルジャンやマリウスを見るべきところなのですが、ついその背中に目がいってしまいました。

先述の通り客席もバリケードの内側のように感じられる舞台の作りになっています。
怒涛の発砲音で私も疲弊していたので、マリウスに「少し休め」と言ってバリケードを守る背中が本当に頼もしかったです。

「あぁ、今ここは安全地帯なんだ……。休んでいいんだ…….」

と観客の私も思いました。

その背中があったからこそ安心して「彼を帰して」を聴くことができました。

あまりにも背中がかっこよかったので、帝劇を出るなりベンチで下のイラストを描き上げました。

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アンジョルラスには砦の向こうにどんな世界が見えていたのでしょうね……?

相葉さんは3期目ということで、もしかしたら今年がラストアンジョルラスかも知れません。

今回観ることができて本当によかったです。



4. 最後に

レミゼ初観劇、大満足でした!
今は時間があってお金が無いのですが、社会にでたらお金があっても時間がなくなってしまうんだろうなぁ。
というわけで、バイトを頑張って学生のうちに観たいものは見ておこうと決意しました。

また、noteの記事を本格的に書くのも今回が初めてでしたが、好きなことについて書くのは楽しかったです!
コメント等での反応もお待ちしております(*´-`)

長い文章でしたが、最後まで読んでくださってありがとうございました!

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