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ネコたちの運命は

(写真の子はうちの子ではないですが、同じ様な事を良くやってます、笑)

1月1日の夜、アメリカにいる夫が電話をかけてきて、にゃんこたちのうちの一匹を返してくれ、と言ってきた。

夫が勝手に・・・正しくは、自分の意志で出て行ったので、家に残った私が継続して猫の面倒を見てきただけなのだが、「返してくれ」とは穏やかではないもの言い。

夫は今アメリカにいるが、日本には1月11日に帰国するという。帰国後、にゃんこのうちの一匹、白猫を日本に寄こせ、と言ってきた。

日本で今借りている部屋は、老夫婦がお住まいの一軒家の2階で、ペットがOKなのか不明であるし、小さいので物置&オフィスとして使っていたため、猫を飼う事に適した環境なのかが分からない。そこで、日本に帰国して、ペットOKな部屋を決めたら先に見せて欲しい、と言った。

本当は即お断りしたかったが、お断りの理由を探しつつ、そう答えた。

しかし、よくよく聞いてみると、夫は2月には仕事でロンドンにも行かないといけない、と言う。

それでは、ロンドンに行っている間、この子(にゃんこ)は誰が面倒見るんだ???

にゃんこはおもちゃではない。むしろ大きくなった子供よりもずっと手間のかかる家族だ。ロンドンにいる間、にゃんこをどうしようか?と考えていないのであれば、飼い主としては失格だ。

一緒に住んでいた時も、夫はにゃんこたちにエサはあげるが、トイレの掃除は一回もしたことが無かった。トイレ掃除とか、病院に連れていくとか、そちらの方が、飼い主しかできない事なのでお世話としては大事だ。

そのくせ、生まれた子猫の里親を募集すると「家族(猫たち6匹の事)が離れ離れなのはかわいそうだ」とか、妙なところだけ感傷的になって、実際に面倒を見ている私の邪魔をする。(一時期6匹になってしまい、本当に大変だった。)

正直に言うと、私も軽い気持ちで白猫を家に迎えた事は認める。(白猫が一番のお姉さん)
子供の頃からずっと猫を飼いたい(犬もだけど)と思っていたので、猫を飼える機会が来て思わず興奮してしまった。その時はどれくらい大変なのかあまり想像していなかった。

まあ、実際白猫は私を困らせることはほとんどないのだが(笑)
どこにいるのか心配になるぐらいおとなしいし、ずっとじっと座っていて爪とぎもあまりしない。どっちかと言うと問題児は元気過ぎる黒猫と三毛猫の方で、ケンカする、走り回る、家具をボロボロにする・・・。

引っ越ししてわずか1か月のうちに、この足跡・・・。引っ越し前に壁を塗りなおししてもらったのに。。(見えない?笑)

それでも共通してエサ、お水、トイレの掃除、健康管理、定期的な予防接種、など飼い主の責任は大きい。3匹もいれば気軽に旅行などにも行けない。コロナだったこともあるが、私はここ数年間、日帰りで出かける以外はどこにも行けていない。ネコは人間が家にいようといまいと、マイペースで自分たちの生活リズムを崩すことはないが、だからと言って人間がいなくても平気なわけではない。

夫が家にいた時も、好き勝手に出張に行けたのは、私が家にいることを選択したからだ。(私がいなくても)にゃんこと一緒に暮らしたいのであれば、にゃんこの視点で考える必要がある。

その辺の心構えを理解した上で、もう一度、出直していただきたい。

今の時点では、申し出は却下だ。


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