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初めてのインド一人旅:ゴアに行ってみた!

一時帰国のnoteもまだ途中なのだが(笑)、9月の連休に行って来た旅行の事を、ちょっと書いておきたい。

9月は連休が多かったので、初めて一人でインド国内旅行に行ってきた。

厳密に言うと、一人でインド国内を移動した事は初めてではないのだが、(移動→結婚式に出席(&現地のオフィスに行ったり)→次の日帰る)、と言うただの結婚式への出席みたいなことしかしたことが無かった。

今回は初めて2泊以上で、その町をゆっくり見た『一人旅』だった。


インド国内で行きたいところは?と聞かれれば、「ゴアかケララ」がいつもの私の答えだ。

なんで今回行く気になったのか?と聞かれれば、8月に念願の一時帰国をして、猫たちの世話をお願いできる体制が整ったこと。9月初旬の社員旅行で一人で片道2時間の運転ができて自信がついた事、そして、9月は連休があると気づいた事、など色んなきっかけが重なったからだった。

ずっと前から「行ってみたいな~。でも怖いな~。迷ったり、ヘンな人に絡まれそうだし。。」とずっと逡巡していたが、「もう40代も半ばなんだし、こうやって迷っているうちに本当にぽっくりいくかもしれない」と覚悟が決まった。


チケット代と(平日も含むので)仕事の関係上、木曜日の夜に出発し、水曜日の午後に戻るスケジュールにした。

ゴアと一言で言っても広いので、最初の2泊は同僚の女の子が「女性一人でも大丈夫ですよ!」とおススメしてくれた、ちょっとお高いホテルにして、残りの4泊はそこから近くリーズナブルなホテルに移動する事にした。

到着の日は、晩のフライトで夜は怖いので、タクシーも事前に予約した。

よし、準備完了!!出発しよう。



出発は木曜日の夕方。フライトは19時だし国内線だからゆっくりできそうなものだが、デリーの空港はいつだって混んでいる。今回も早めの16時に出発した。しかもこの日はあいにくの雨だった。

荷物は小さな黒のバックパックに、大き目の布バックの二つ。預けると時間がかかるので、荷物を最小限に収めてどちらも機内持ち込みにしたかったのだが、IndiGo(インドの格安航空会社)はNGとの事で、布のバックを預けることに。預けるんだったら、小さいスーツケースにするんだった。。。鍵がかからないので、盗まれない&壊されない事を願いつつバッグを渡す。

まあ、最悪盗られても諦めつくものしか入れてないけど。

空港のセキュリティチェックは、いつもどこの列に並べばいいのか迷う。そしてスマホなどを入れるトレイもどこからもらっていいのかも。セキュリティ担当の人に教えてもらい、中身をすべて出して列に並ぶ。

インドでも列に並ぶ意識が浸透しつつあるが、まだひょいっと横入りされることは多い。スーパーなんかだと、1品しか持っていないと先に行かせてくれると思っている人が多い。

いや、ダメだよ。病気の人以外はちゃんと並んでよ。



アヤシイものなど何も持っていないつもりだったが、なんとここでセキュリティに引っかかる。

「丸くて、金属性のものを持っていませんか?」

(??なんだそりゃ?そんなもの無いよ。)

もう一度カメラに通し、「やっぱりアヤシイ」と言われ、化粧ポーチを探られる、「あ!これだ!!」と取り出されたのは、髪を結うゴムに引っかかった2つの毛抜きだった。(幅が大きいのと、狭いの2つ)

なんだ~。。。何かと思ったよ~。。。。(笑)

へなへなと足の力が抜ける。ほっとしながら、慌てて自分の荷物をバッグに詰めなおす。旅行の為にきれいにパッキングしているのに、もう一度やり直しだ。(悪さをしたのは、こちら↓)

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さて、セキュリティを抜けた頃は18時過ぎであった。フライトは19時である。ゲートは20番。フライトの前に何か食べようと思っていたが、とりあえずゲートに先に到着し、最新のフライト情報を確認しておきたい。

ゲートに到着して、「On Time」である事を確認した後、何か食べておこうと辺りを見回した。デリー~ゴアへのフライトは約2時間半だ。ホテルについてからも食べれるが、遅い時間になってしまうので、今のうちに何かを食べておきたい。

昔のインドの国内線は機内で食事を提供するのがデフォルトであったらしいが、格安航空会社も増えたので、最近は乗客が各自持ち込んで食べている事が多い。(もちろん機内販売もしている)

ゲートの近くにサブウェイがあったので、一つ買っておくことにした。注文すると、そこでは注文を受け付けて、空港内のメインの店舗からデリバリーされるらしく、「20分近くかかるけどOK?」と聞かれた。

今は18時15分過ぎ、チケットに記載されている搭乗開始時間は18時30分だ。

・・・ダメか。。。

諦めてそこでチップスだけ買って、座って食べつつ搭乗案内を待つ。しかし、出発時間の19時近くになってもゴア行のフライトの案内がされない。気になってゲートに近づき、パネルを確認すると(目が悪いので近くに行かないと見えない)、なんと搭乗ゲートはしれっと変わっていた。

ちょっと~。。。。アナウンスなかったよね????

ここは20番ゲート。新しいゲートは28番だ。大慌てで階段を駆け上り、上を見ながら、新しく振り返られたゲートへと向かう。ゲート近くに行くと、「ゴア(搭乗案内中)」と表示されていた。

ちらりとみると、こちらのゲートの近くには調理場も備わったサブウェイの店舗があり、「ああ~ここだったら注文できたのに~。。。」と恨めしい思いで眺めながら、搭乗するための列に並び、バスに乗り込む。(搭乗ゲートから飛行機までバスで移動)

バスに乗ってからも中々動かず、また、進みもずいぶんのろのろとした上に、時々停止した。出発時間の19時はとっくに過ぎており、もう19時半なのだが。向こうでタクシーを手配している私は若干心配になってきた。

ゴアはビーチで有名な観光地なので、家族連れ、友人同士、カップル、外国人(イベントも多いらしい)とみんな休暇なのだろう、みんなわいわいと元気だ。ラッキーなことに、割とおとなしそうな人たちの間が私の席だったので、比較的落ち着いて座る事が出来た。



フライトが出発したのは一時間遅れの20時だった。

20時だと分かっていたら、もう少し余裕もって来たかったが、そうもいかないのが飛行機と言うものだ。フライトの時間に遅れないようにしつつ、遅れることも考慮してのさじ加減が未だにうまくできない。

結局小さなチップスしか食べられなかった私は、恨めしい思いで、念のため持ってきたヨガバーと水でお腹を満たした。一応、機内販売もあるが、大して美味しいワケでも無い食事にお金を払うのもしゃくだ。

機長ががんばってくれたのか、飛行機は10時半頃に到着した。仕事があるのを早めに切り上げて、バタバタしていたので、早くホテルに移動したかったが、残念ながら荷物がある。

ちなみに出発前の機長のアナウンスでも「ちょっと遅れちゃったけど、がんばるぜ!」みたいな軽いノリなのは、海外ならではだと思う。

ぼ~っと座って荷物を待ちながら、他の乗客を眺める。子供連れも多く、みんな中々の大荷物だ。そんなに色々いるかな~などとぼんやり考えてしまった。

一方の私は、荷物はそれほど多くないものの、仕事用と私用のパソコンが二台あるので中々に重く、3coinsで買った安いバックパックは重さにより肩にかける部分がちぎれてしまった(笑)

PC周辺機器の軽量化が次の課題の様だ。



無事に私の荷物も出てきたので、空港にあるスタバでチキンパイとカプチーノを買って、待っていてくれたタクシーの運転手に電話をする。

タクシーはスタンバイしていたのか、すぐに来てくれた。「え、荷物それだけ?」とちょっと驚かれたが、丁寧にドアを開けて乗せてくれ、するりと出発した。

タクシーの中でチキンパイをほおばりつつ、運転手にゴアの事情を教えてもらう。今月はイベント(ゴアはパーティやイベントでも有名)があるのか、今から行くホテルはどんなところか、スクーターを借りるなら大体いくらぐらいか、など。

運転手は流暢な英語で教えてくれた。観光地だからなのか、アクセントがあまりなくて聞き取りやすかった。

お腹が空いていたからか、スタバのチキンパイが妙にジューシーで美味しく感じた事を覚えている。



夜だったので、残念ながら、外の景色は堪能できなかった。私が住んでいるデリー周辺とは違い、時には両側に生い茂る木々しかないような山道を通りながら、無事にホテルに到着した。

チェックインをして、部屋に案内されて中に入る。疲れてしまっていたが、部屋の広さとインテリアがかわいくて、思わず歓声を上げてしまった。

自分が使って汚くする前に、写真を撮りまくる。(笑)

所々に使われているタイルがかわいい。

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仕事を途中で切り上げてきたので、心残りはあったのだが、いずれにしてももう10分程で、明日(金曜日=祝日)だ。明日確認しても間に合う。この日はあきらめて、シャワーを浴びて、ベッドにもぐりこんだのだった。



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