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自らの腕に刻んだバーコード

タイトルを不快に感じてしまった方がいたら申し訳ありません。
心と身体のケアは一体、「心身一体」でのケアを目指して活動しています。
今回、身体のケアという側面から、揉みほぐしのモニター募集を開始させていただきました。
これは、既に何かしらの繋がりから、揉みほぐしを行っていた友人・知人にすすめられて一般募集に踏み切ったという経緯があります。

別の記事に書きましたが、既存の利用者の中には、「揉みほぐし」から始まった人、メンタルケアから始まった人がいます。
メンタルが弱ると身体にもいろいろな不調が出てしまう。この繋がりは立証できるできないの問題ではなくて事実・現実に知らしめられている人も多いと思います。
ただ、明確な解決策が難しい。。。
メンタルが弱っている人、弱さを抱えている人って多いというよりも、個人差があるだけで、全員がそうであるって思っています。

軽率に言えないくらいに個人差が大きくて、それなりに色々な人を見てきてはいるけど、もっともっと闇の深い人もいるし、人知れず苦しんでいる人は沢山いると思う。

弱さの表現、助けの乞い方は人それぞれで、自傷という形は一般的にも認知されている表現の一つだと思っています。
目の前で傷を刻んだ子を知っています。
自らの腕を恥ずかしそうに出して「バーコード」って笑った人を知っています。

でも、そんな人たちでも「笑顔」を見せてくれる瞬間があるんです。
会話ってそれだけ大切なんです!!
コミュニケーションだけで人を「笑顔」にすることができるんです。

傷を見て、敬遠するのか、蔑むのか、自分自身も紙一重だって思うことができるのか、自分はそんなに弱くないって高みの見物をするのか、どれも個人の自由ではあります。
だけど、誰にも人を傷つけていい権利なんてありません。

揉みほぐしの既存の利用者の中に、夜職や風俗職の女性が多いのは、彼女たちが自分を晒せる場所があまりにも少ないからだと思っています。
特に男性に対して弱みを見せる、自分を晒すという行為は彼女たちにとっては隙を与えるという認識もあるようです。
夜職だから、風俗嬢だから、そんな見られ方をすることが前提。そして、男性からは先入観や偏見の目で見られ対応されることが少なくない。
寂しさがゆえに身体をきっかけに周りに人を増やして、より傷を負っていく人ももちろんいます。

僕も男ですが、普通に愚痴聞いて、時には叱って、そんな普通のやり取りをしていたら残っている人たちがいた。それだけです。
もちろん離れていった人も同じくらいいます。

甘やかしもしないし、偏見や先入観はありません。
分かりやすく言うなら「誰とでもやる」なんて思いは微塵もありません。むしろ、その部分に関してはプライベートでは頑なに拘りを持つ人も少なくないので。
夜職とか風俗職とか関係なく、仕事として向き合わなきゃいけない部分を軽視すればオカシイ!って言わせてもらっています。
そんな女性のネットワークは軽薄な面はもちろんありますが、横のつながりは広いので、紹介という繋がりで同僚、後輩が訪れて今に至る感じです。

職業に関係なく悩みを持つ人ってそこら中にいて、誰に打ち明けるかってそれすらも悩みになったりもして。メンタルが弱ると

・みんな口なんて聞きたくないよな
・こんな話しても迷惑だよな
・話したってわかってもらえるはずがない

そう思い始めて、どんどん話せなくなるマイナスのループに。。
そして身体にも影響が出て体調不良にも繋がる。
僕はカウンセラーではありません。優しいだけでもありません。でも話は聞きます。このスタンスです。だから話してください。
あなたがどんな職業だってかまいません。あなたにどんな過去があったってかまいません。
解決するなんて無責任なことは言いません。ただ、聞きます。聞いて伝えられることがあれば真っ直ぐに伝えさせてもらいます。
年齢も地位も関係なく。1人の人間の意見として。

次回は既存の利用者の主婦・パートタイマー・ママさんたちがなぜ、利用を続けてくれているのかについて書かせてもらいます。


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