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さようなら。3年半の産休・育休生活。

年子で3人出産した私。
3人分の産休・育休が続き、この5月から約3年半ぶりに本格的に復職。
「本格的に」というのは、2人目と3人目妊娠中に、それぞれ1ヶ月間だけ復職の期間があったから。
ただそれも、2人目の妊娠中は長女の保育園が決まっていない状態での復職のため、1歳3ヶ月の長女を連れての復職。長女のおもちゃやDVDを職場に持ち込み、どうにか仕事をこなす日々。というか、ほぼ仕事にならないままのあっという間のひと月だった。
3人目の妊娠中には、ようやく長女と次女の保育園が決まり、今度こそ産休までの1ヶ月間働くぞ!と思っていた矢先…コロナの流行で出勤停止となり、1日も出社せずに終わった。その間、保育園も登園自粛となり、結局子どもたちも自宅保育に逆戻り状態。

というわけで、この5月からが出産後の本格的な復職となる。

丸3年勤めたタイミングで1人目の産休に入り、そこから3年半の休職。
3年かけて得た業務知識も、年月的にはプラマイゼロどころかマイナスに…。
なんにせよ、クビにもせずに雇用し続けてくれる会社に感謝しながら頑張らねば!


この子育てに没頭した3年半は、とても濃かった。
それ以前は、鉛筆を持つように筆をつまみ、サラサラと絵を描いてきたような人生だったが、子どもが生まれてからは、グッと拳で筆を握り、力強くキャンバスに色を塗る人生に変わった。
抽象的だが、私の中ではそんな感覚。

毎日のお散歩も、我が子と歩いているだけで、草花が輝いて見えた。
一人では絶対に徒歩では行かないパン屋でも、歌を歌いながら歩き、その遠い道のりですら楽しかった。
それまでは嫌でしょうがなかった日光も、子どもと浴びると気持ちがよかった。
雨の日も、あえて傘をさして外へ出て、一緒に雨の音を楽しんだ。
少し遠出しようと、車で移動を始めると、チャイルドシートはかなりの確率でウンチまみれ。(踏ん張りやすい姿勢と、ガタガタ揺れる振動で、お通じ良くなるんだろうね。)
なかなかお昼寝してくれない時は、玄関先でそよ風を浴びながら抱っこして子守り歌を。
夜泣きがひどい夜には、窓越しに星を見ながら一緒に泣いた。

文字では語り尽くせないほどの思い出がたくさん。
もちろん日々大変で、誰か助けて!と叫びたい時もたくさんあった。
それでも、我が子との時間の愛おしさを感じない日はなかった。
時間よ止まれと、毎日思った。

そんな日々がもう終わる。

寂しいけれど、
日々成長している子どもたちを見ていると、私も立ち止まってはいられない。

子どもたちが、私の背中を見ている!
そう思って前へ進もう。

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