見出し画像

1歳からのエール

今朝、あろうことか、
8ヶ月の三女を抱いたまま転倒してしまった。
いつものように、3姉妹を登園させる際の出来事だった。
ここ数日ひどい疲労感があるものの、育児の手は止められず、気合いで乗り切ろうと喝を入れた矢先だった。

幸いにも、クッション性のある抱っこ紐を使用した状態、かつ、咄嗟に手で庇ったため、三女に怪我はなかった。
念のため、すぐにかかりつけの小児科でも診てもらったが、異常なしとの診断でほっとした。

安堵とともに、
一歩間違えれば大変なことになっていたという恐怖と、
母親でありながら子どもを抱いたまま転倒した
という事実がショックで、
ポロポロと涙が出た。

そばにいる子どもたちには見せないように、泣いたつもりだった。

しばらくして落ち着いたあと、
1歳の次女が私の顔を覗き込む。
「ママ、だーじょーぶ?」
拙い言葉ながらも心配そうに声をかけてくれた。
「大丈夫よ。びっくりしたね。ごめんね。」
と、次女の頭を撫でた。
すると、
ゆっくりと言葉を絞り出すように、
「ママ、うぇんうぇんしたら、〇〇(次女の名前)、さみしいよ」
と、次女。
まだ1歳10ヶ月。
イヤイヤ期真っ盛りで、私が手を焼いているはずの存在。
自分の意思をうまく伝えられない歯痒さで、日々イヤイヤしているはずの子。
それなのに、
必死に言葉にを紡いで訴えかけてくれた。

泣いている場合じゃない。
落ち込んでいる場合じゃない。
子どもたちのために前を向いていなければ。

思わぬところからの温かいエール。

次女ちゃん、ありがとう!



…その後、
3歳長女も声をかけてきてくれた。
「ママ、わたしもしんぱいしたよー。だいじょうぶ?」
私の転倒時、「あははは!ママ、すってんころりん!なんでー?」と、笑っていた呑気な長女。
私の涙を見て、心配かけちゃったなと反省。
「もう大丈夫だよ。ごめんね心配かけて。」
と答えると、
「…そっかぁ。じゃあ、ママころんだよって、
〇〇先生(保育園の先生)にも言っとくね!」
と。

…いや、言わなくていいです。(笑)



なんとも可愛い我が子たち。
もっとしっかりした母になります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?