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【デザイナー向け】「目を鍛える」直近対策

こんにちは、3Dアニメーターらいはんです。

今回は、
仕事で使えるデザイナー向け「目を鍛える」の直近対策となります!
仕事上で、
「なんか違う」
「もう少しデザインのクオリティを…」
的な事が常態化していたら何か参考になるかもしれないです。

※継続的な目を鍛える話しではない点は、ご了承ください。

3Dアニメーター向けで書いてましたが、
普遍的かと思いデザイナ―向けとして題名を修正しています。

ちなみに実際のところは、脳で見ている(処理、判断している)ため、ある意味での脳の取捨選択能力を鍛えるが正解に近い所になります。
ただ、「目を鍛える」の方が一般的なのでそちらで。

※この記事では、広がりや面白み、個のセンス(相手が良いと思う)、を出すためには色々な分野のデザインに触れる方が良いに決まっている事は知った上での対策

それでは、本題です。

直近「目を鍛える」前に、何処に進むんですか?

直近の仕事において、方向性が設定されていると思います。
例えば、リアルが良いとされる作品(リアリティがある)、デフォルメが良いとされる作品、といったように方向性によって良いとされるものが違います。

つまりは、まず方向性をどうするか?という所になります。

その仕事内で良いものを判別するためには、方向性の照準を限りなく正確に合わせる必要があります。

「あなたの進んでいる方向、本当に合っていますか?」
 ↓
・【方向性】を正確に合わせる!

方向性となり得る知識を取り込む

照準が合えば、その方向の知識を取り入れる工程です。
実は足元に転がっています。

多くの作品見る事は結果として先々の引き出しとなり得ます!

がっ、直近だけを見るなら、ひたすら足元を拾えばイイのみです。
以下のような形で資料が存在すれば何度も見返します。

・方向性決めへ至った流れの資料を何度も見返す
・具体的なブラッシュアップの実例を何度も見返す
・見本とされる別な作品を「観る」
・手順書などあればこちらもチェック(手本と手順書をセットで見る)

真似る!

・上記参考のイラスト/動画など
>出来れば真似て作る

※毎日、他メンバーのデータをチェックしてますか?

自分が行うパートで、他メンバーが作るデータが良い!とされていたとします。
その際に、毎日その他メンバーのデータをチェック(観る!)していますか?

・他メンバーのデータをチェックする!
>時間が無くても、やるべし!急がば回れ!!

▼チェック時の約束事
「どういった点が良い、良くない、とされているか?」
>毎日、チューニングをする(方向性合わせ)、目を鍛える

想像する!

>更に、「上手い人、早い人は【どういう考え方】をして作っているいるだろう?」 と想像する。

良いって「何が?」「どのくらい?」少し深く分析

ただみて、終わりではもちろんなく、
【観る】ー>【分析】する!を行います。

しかも、上記の他メンバーデータの場合、
まさに生データですので、分析がグンと楽になるはず!

分析も、比較止まりよりももう少し突っ込んで行います。
ここでは少しだけ深く分析するという事に触れます。

・少し深く分析する

比較はデータであれば、今時簡単にできます。
↓一例 重ね合わせる >正確性を観てとる。1度でも2度でも角度がズレていればズレである

今回の分析の仕方で他2つを紹介します。

分類

比較の前に実は【分類】が必要です。
分類の一例として、
「デザインとして良いのか」「仕様的として良いのか」
の2パターンがあったりという事です。
分類できれば、「どこを真似れば良くなるか?」がより分かりやすくなります。

ちなみにアニメーションの分類としては、
真鯛さんの以下2つ(クオリティの定義など)が非常に参考になります。
何度も見返してもイイと思う記事!

『クオリティ』という言葉の中身
https://note.com/madaimot/n/n82d23c80a71b

なぜあなたのアニメーションは評価されない?
https://note.com/madaimot/n/n713924de0d2d

度合い

比較から、度合いを分析します。
度合いとは、実際にどれだけ数値的に違うのか、という話です。

的確に度合いの分析できれば、精度高く合わせる事ができやすくなります。
例えば、角度が1度のズレと5度のズレでは段違いなわけです。

数値のズレ幅が分かれば、修正が可能となり、そこからある程度その状況に合わせた誇張や変更の幅
(狙う層による違い、キャラによる違い、世界観による違い)
も徐々に理解できるようになっていきます。

結局は、「当たり前」を「サボらずやり続ける」

「サボらずやれよ、やればできるさー、いくぞーー!!」
ということで、

・方向性を合わせる
・毎日観る
・分析する
・真似る

という当たり前と呼ばれる事しか書いて無いですね💦
そう「当たり前」を「サボらずやり続ける」という事なのです。

「当たり前」を「サボらずやり続ける」

「サボらずやれよ、やればできるさー、いくぞーー!!」
ということで、

・方向性を合わせる
・毎日観る
・分析する
・真似る(作品 / 人の行動)

という当たり前と呼ばれる事しか書いて無いですね💦
そう「当たり前」を「サボらずやり続ける」という事なのです。

結局のところ、基礎が弱いと「目を鍛えづらい」

更には、
デザイナーではどの分野にも【基礎】があります。

目を鍛えよう!としても【基礎】が弱いと、
結局のところ、分類もうまくできず、比較、度合いの差もわかりません。
普遍的に良くしようとしても、どうしたらいいかが分からない、
または、FBを貰ってもイマイチ見当違いな修正をしてしまう、
といった事を行ってしまいがちです。

「まずは、基礎やったら?」というありがちな提案話は、
上記の理由かと思います。

※ちなみに、あの人真似てるだけで「基礎」やってないじゃん!
 って話のカラクリは、真似てる人の作品たちの中に基礎が取り込めるものがあり、
 自然と基礎を取り込んでいたパターンかと推測します。

最後に、ヤダヤダ、問題ない大丈夫だ!

最後に、厳しい話。

「基礎ヤダ、方向性合わせヤダ、観察ヤダ、分析ヤダ、真似るヤダ」
「問題ない!大丈夫だ!」(※その自信どちらから持ってきましたか??)
と思ってたら、デザイナーとして仕事としては厳しくなってくるのかなぁと思っています。

上記は、自戒として締めくくりです。

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