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書き続けて、気づくこと。

人は変われる。

言葉ではいくらでも言える。
けれど、言葉ばかりが先に来てしまうと、実感が置いてけぼりになる。
そして、必要以上に不安に駆られる。


そんなとき、行動を可視化する。
要素を文字化する。

すると、誰もが1日前から変化していることに気が付く。
たとえ変わりたくても、変わりたくなくても。




幼いころから楽器に触れていたこともあり、
聴覚情報を受け取りやすい自分。

南伊豆に来てすぐの1月ころ。
曲をリピートする癖がある私は、
これでもかというほど、小田和正を聴いていた。


中でも毎朝欠かさず聴いていたのが「今日もどこかで」


今、改めて歌詞を見返して、気づくことがある。

私にとって、このまちの人のやさしさに触れて、毎日感謝で溢れること。
それが1日をすこやかに生きるための、原動力だったのだと思う。

車を持っていない自分が、何度遠くへ連れて行ってもらったのだろう。
一緒にご飯を食べてくれる人がいて、遅くまで話に付き合ってくれる人がいて。

私はこのまちの人たちに、何度も助けられてきた。

あのころの心境が、この曲にはそのまま込められている。

気づかないうちに助けられてきた
何度も 何度も そしてこれからも
数えきれない やさしさに 出会ってきた
なつかしい 笑顔が 浮かんでは 消えてゆく

今日もどこかで/小田和正


そしてここ1週間。私は何を聴いていたのだろうと振り返る。

先日届いた手紙の表面に書かれた

「The Blue Hearts♪」

ブルーハーツを聴きながら読んでということだと解釈する。

この日から私は、毎朝目が覚めるとブルーハーツを聴いて1日が始まった。



ここでもやはり、リピート癖は止まらないのだが、
今ずっと聴いているのが「TRAIN-TRAIN」の更にこの部分。

世界中に定められた どんな記念日なんかより
あなたが生きている今日は どんなん素晴らしいだろう

TRAIN-TRAIN/THE BLUE HEARTS

今の私にとって、南伊豆での暮らしも含めて、
これまで出会ってきた人たちの存在が大きい。


2曲の歌詞を見比べていていると、この1ヶ月の間、
感謝が愛に変換されていったのだと感じた。



昔から諸行無常なんて言葉を耳にするけれど、まさにその通りだと思う。
季節だって、月の満ち欠けだって、日々うつろう。

それならば、自然の一部として生きているにんげんだって、
変わることは自然なことだよな。

だから、自分の日々の変化にしっかり気づけるように、
これからも、書くことを続けていきたい。


もしかすると、この先のヒントが転がっているかもしれないから。

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