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キーワードは「意味を与えること」[読書#2]

ヒトの能力はそれを導くリーダーの「意味」の与え方によって簡単に増減します。リーダーが「意味」を与えることによって、ヒトというリソースから大きな能力を引き出すことができるのだとすれば、そのようなリーダーには大きな経済的価値が生まれることになります。

『ニュータイプの時代』第3章 ニュータイプの競争戦略 p.82

「ニュータイプ」が豊かな人生を送る

山口周さんの書籍「ニュータイプの時代」では、20世紀の後半から21世紀の初頭にかけて高く評価されてきた、従順で、論理的で、勤勉で、責任感の強い、いわゆる「優秀な人材」は、今後「オールドタイプ」として急速に価値を失っていくことになる。一方、このようなオールドタイプに対置される、自由で、直感的で、わがままで、好奇心の強い人材=「ニュータイプ」が、今後は大きな価値を生み出し、評価され、本質的な意味での「豊かな人生」を送ることになるという山口周さんによるメッセージが書かれています。
私は、これからの人生において、「豊かな人生」を送る鍵を見つけられたら良いと、この本を手に取りました。

モチベーションを引き出すために「意味」を与える

私は相手に行動を変えてもらうように働きかけることが仕事で求められています。
でも、私自身においても、「早起きして勉強に時間を割きたい」と自分で考えて目指していても、なかなか朝寒かったり、眠かったり、疲れていたりすると早起きできていない日々です。
なので、相手に行動を変えてもらうように、働きかけるなんて、難しいことなんです。
それでも、そんな関わりができるスキルを身につけたいと試行錯誤している日々です。

そして、自分の生き方について考えようとふと手に取ったこの本だったのですが、このフレーズに出会い、閃きました。
私は、「より良い行動を導くという点で相手にとってのリーダーとして関わることが鍵なのではないか?」と考えることができたのです。
仕事では、相手との関わりの時間は10分とか30分とかとっても少ない時間です。
でも、そのわずかな時間に、勧める行動の「意味」を与えることができたのであれば、その人は「意味」を感じて行動できるはずだと感じました。
意味を与えることと、意味を感じて行動に移せるかどうかはまた別の問題です。
ですが、私との関わりの「意味」がまずはきっかけとなるのです。
そのきっかけを与えることについて、今まで真剣に考えられてなかったことに気づくことができました。

これからは、関わりを終えた時に、相手にとってこの関わりの「意味」は何だったのだろう?と考えること。
そして、その考察を次に生かして、次の関わりの前に、この関わりではこんな「意味」を伝えてみよう。
と、一つ一つの関わりを今まで以上に大事にし、「意味」の与え方のスキルを上げていくことで、仕事のスキルアップをしていきたいと考えました。

「意味」を与えることを子育てと人生に活かす

そして、仕事だけではなくって、今抱えている三匹の子ブタたちの育児にも、「意味」を与えることを活かしていきたいと思いました。
まだまだ、母親としての生き方は、新米に近いと感じていて、子育ての軸を持ち切れてはいません。
けれど、子どもが成人した時に、「チャーミングな人になる」ことが叶えられて、周囲の人の助けを借りて、のびのびと過ごせるように成長できることが、言葉かけの「意味」なのだと、「意味」を意識して接していけたらいいと考えています。

そして、自分の人生の「意味」はまだ見つけきれていません。
だから、書籍の中で出てきたイエスの弟子たちのように、私の人生に確固たる「意味」を見つけて、豹変した生き方をしていきたいと思っています。
そんな生き方を目指して、人との関わり、本やnoteからの学び、触れること、出会うこと、いろいろな刺激を受けて、活かしていきたいと思います。

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