no4. 現場を困らせないスキル
ども、嫁から『最近ゆるキャラ化が止まらないね』と言われるsaburoです。
ゆるキャラグランプリに出た際にはぜひ一票を!
前回の記事では、えまさんをどのような状態に成長させるかについて抽象度高く書いてみました。
今回はもう少し解像度を上げて記事にしてみます。
なお、えまさんのエンジニア転職チャレンジはマガジンにまとめています。
ご興味持ってくださった方は今後の展開も見守ってくださるとうれしいです。
また、もしこの記事をご覧のエンジニア採用担当者の中に、えまさんに興味を持つ方がいらっしゃいましたら、下記フォームご連絡ください。
企業にとっての採用とは
『どのような状態』について詳しく書く前に、企業にとっての採用について少し触れておきましょう。
企業にとって採用とは『企業の利益になること』が重要です!
(`・ω・´) ドヤッ
『なにを当たり前なことを』と思われるかもですが、独学でエンジニアを目指している方の学習内容を見ていると、エンジニア採用に対して自分をどう売り込むのかの戦略が立てられていない方を多く見かけます。
戦略を立てる事が出来ていないから『まずはHTML/CSSやって、あぁ、JavaScriptもやらなきゃだ。うん、サーバサイドもだね!開発環境整えるのにはDockerか。あとはAWSかな。ネットワークも大事だった。DBも忘れずに!』といった具合に闇雲に全部入りパッケージみたいなことを目指そうとします。
たいてい、このような学習をされる方は知識を詰め込むことを優先して、現場でどう活かすのかという事が考えられていません。
現場で活かせないという事は、先輩エンジニアから『手のかかるヤツ』という認識がを強く持たれることになります。
エンジニア未経験に対する企業側からの期待値は全く高くなく、そもそもこれからエンジニアになろうとしている方が即戦力として企業利益に貢献なんてできるわけがありません。
現場に入れば必ず先輩エンジニアのサポートを受けることになります。
これが俗にいう『教育コスト』と呼ばれるものの一つで、毛嫌いする現場もあります。
そのため『企業の利益になること』ことよりも、まずは『現場の不利益を軽減できること』の方が大事だという事を覚えておきましょう。
現場の不利益を軽減するためには
現場の不利益を軽減するためには『現場を困らせないスキル』を身に付ける事、これが今日のテーマです。
現場を困らせないスキルとは何かについて解像度を上げてみます。
まずはターゲティング
自分がどのようなエンジニアになるのかをざっくり決めましょう。
たいていのエンジニアは、フロントエンドやバックエンドなど自分の強みを持って現場で活躍しています。
もちろん『私フルスタックなんで!』とばかりになんでもできることを自称する人もいますが、ぶっちゃけ腕の良いフルスタックエンジニアを見たことがありません。
いたとしてもそれくらい希少な存在です。
まずはそんなレアキャラを目指さずに、自分の目指す道をしっかりと定めましょう。
技術理解
自分の目指す道を定めたら、なにはともあれ技術理解です。
フロントでもバックでも、とりあえずある程度は自走できる状態を目指しましょう。
なお、何をもって『ある程度自走できる』とするのかは人それぞれ尺度が違います。
そのため『自走できそうだ』と採用担当者に思わせるためにも、自信をもって受け答えできるようにしておくことが大事です。
今回のえまさんでいうと、私がバックエンド側のエンジニアであるため、今時点では下記のようなことを考えています。
フロントエンド
HTML/CSSの簡単な理解
JavaScriptの簡単な理解
ChromeのDevToolsの簡単な理解
バックエンド
PHPの基本的な言語理解
一通りのCRUDを利用したWebシステムの理解
MVCを採用したWebシステムの理解
Laravelを利用したWebシステムの簡単な理解
データベースの簡単な理解
その他
Linuxについての座学
Dockerを利用した仮想化環境利用経験
一見すると先ほどの全部入りパッケージと同じと思われるかもしれませんが、目指すも方向性によってそれぞれの強弱が異なります。
独学で挫折しがちなのは、この強弱の判断ができないことも大きな要因の一つだと思っています。
どこまで覚えれば現場に入って困らないのかが分からず目標設定ができないため、目印のないまま暗闇を走り続けるような感覚になるんじゃないかと思います。
その他現場で必要な体験
前回の記事でも『技術だけ学べばよいわけではない』というお話をしましたが、技術以外にも下記のような体験をしてもらう予定です。
Redmineを利用したタスク管理体験
gitを利用したソース管理体験
GitHubのプルリクを利用したソースレビュー体験
コード品質を上げるための工夫
また、このサポートではMattermostというSlackのようなチャットを利用して技術的な質問を受け付けています。
これにより、昨今で必要とされているテキストコミュニケーションや技術的な質問の仕方も上達してもらいます。
まとめ
前回に引き続き、えまさんの目標について解像度を上げて記事にしてみました。
今回のエンジニアサポートも前回同様に『企業に求められる人材育成』です。
様々な方の個人学習や多くの企業向け研修設計の経験、私自身のエンジニアやプロジェクトマネージャーとしての経験を活かし、えまさんには企業に求められるエンジニアに成長してもらう予定です。
皆さん、温かく見守りつつ応援のほどよろしくお願いいたします。
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